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観てきた! 伊庭靖子展 まなざしのあわい at東京都美術館

伊庭靖子(いば やすこ)さんの作品展、初めて伺いました。まさに、あわいの世界。東京都美術館、通称トビカンのコンクリートを多用した内装とも相性が良く、とてもとても好みの素敵な展覧会でした。

会期 : 明後日10/9(水)までです。お時間の都合がつくようでしたら 寄り道をおすすめします。


◎見に行こうと思ったきっかけ

春に行われていたクリムト展を観に行ったとき、館内に掲出されていたポスターに一目ぼれしました。

写真展?と思ってフライヤーを読むとなんと絵画!え!でも単なる写実の絵画ともちょっと違う雰囲気。光の中のガラスのようなモチーフ?影?柔らかい優しい光の風景だなぁと思いました。


◎どんな展覧会?

伊庭さんは1967年京都生まれ。現在も京都を拠点に活動されています。

個展の開催は、神奈川県立現代美術館でちょうど10年前の2009年に行われて以来だそうです。

展示作品は油彩が中心で、シルクスクリーンの作品と映像作品が、今回新たに取り組まれた手法でした。

展示された作品の数は52。滞在時感はゆったりのんびり鑑賞して、30〜1時間程度だったかと。

一部スペースのみ 撮影可能になっていました。

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ポスターを観たときは、展示作品のサイズも何も想像していませんが、会場を訪れてびっくり。

まず入口すぐにあったクッションやシーツなどをモチーフにした作品コーナーは、どれも、高さも幅も2mはありそうな大きいサイズなのに、クッションカバーの模様がベルベッド素材だとわかるくらい、質感まで画面目いっぱいに緻密に表現されているのです。さらによくよく見ても、全く筆の跡がわからないんです。え、これ本当に油彩なの?と思うくらいに、なめらかで優しい淡い表情。驚きました・・・。

また、2016年から取り組んでらっしゃるのが、アクリルボックスにモチーフを入れること。この組み合わせ自体やレイアウトも新しくて、また、アクリルに反射する景色が絶妙にかすんだように見えるのも素敵でした。

(ちなみに、動画コーナーをのぞいてみたものの、見かたがよくわからなくて、早々に退出してきました・・・・・ざんねん)

◎まとめ

東京都美術館の展示室の雰囲気と、本当にベストマッチしていたと思いました。なんだかひんやりとした空間が、暑い季節にぴったりで涼し気で。こんな素敵な女性作家がいるんだなぁと、知るきっかけになりました。

あわよくば…グッズとして A3サイズとかの大きさで作品のプリントを販売してくれていたら、良かったのですが…

なにはともあれ、都民の日の無料入館に大感謝!!!でした。

館内は ふらふら〜と気軽に多くの方が立ち寄って 作品を鑑賞している様子が多く見られました。とても良い機会ですよね。

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さて、また明日も観てきた展覧会について独断と偏見でご紹介します♪


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Naomi┃アートライター・編集
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