今あるものを大切にする生き方
わたしはミュージシャンとして
大切にしていることがあります。
「今あるものを大切にする」
笛も同じくで
2023年は3本の新しい子を迎えました。
でも、まだ本番に出られそうな子はいません。
わたしの経験上
1年くらいは吹き込まないと
その子の本当の性格は分かりません。
笛は竹で出来ているので
日々変わります。
漆は硬化し、巻頭も息の流れで変わります。
吹けば吹くほど、自分の出したい音に近付きます。
吹きたいピッチにも変わってゆきます。
自分の欲求に合わせて、笛は変わってゆくのです。
手元に来た時には、問題児だった子が😳
1年以上の月日をかけて
私の求めるように鳴ってくれる…ということも
良くあることです。
(わたしの愛しの八本調子ちゃん・・・)
逆に、最初は、とっても鳴りやすかったのに
だんだんと思ったように鳴らなくなる場合もあります。
だから、まずやるべきことは
今、自分の元にいる子たちを
どれだけ育てられるか?
仲良くなれるか?
愛せるか?
信じることができるか?
そこをもっと大切にしてゆきたいなと
思うのです。
12の調子、全ては持っていませんが
今、共演させて頂く中では、ほぼ困らない本数はあります。
◆ドレミ
一本調子…製作中
三本調子…3本
四本〜七本調子…1本
八本調子…4本
十本調子…1本
◆古典調
四本調子…1本
青森ねぶた、弘前ねぷた、登山囃子、下山囃子
これでも何本か手放したり
てるおにあげたり
生徒さんに貸したりしています。
音を追求すればするほど
笛はどんどん増えてゆきますが
増えれば良いものでもないと思っていて
今ある子をどれだけ大切に思えるか?
吹かなければ、その子も変わらないし
割れの原因にもなるし
宝の持ち腐れになってしまいます。
ならば、まずは、今自分の手元にある子たちを
精一杯愛し、愛され
ともにより良い音づくりをしてゆくべきだなと思うのです。
先日のレッスン中に
「音が鳴らないことを笛のせいにしてごめんね」
と言葉に出した瞬間に
音が鳴りはじめた生徒さんがいました😅
笛に限らず、楽器は全て聞いています。
そして、感じとっています。
”どういう思いで笛と向き合いたいか?”
これからも、私の大切にしている思いとして
生徒さんにも伝えてゆきたいです。
自分の思うような音が出ないときに
笛のせいにしないこと。
まずは自分をしっかりみる。
心と身体、両方から見て
適切にアセスメントしてゆく。
笛は何も悪くないのです。
あなたの元に来たことに
何よりも大きな意味があるのですから…⑅◡̈*
お岩木かや
みなみなうれしうれしたのしたのし
かわるかわるありがたいありがたい
すばらしいみらいがあらわれてくる
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