意外なStillの使いどころ
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こんにちは。Up家庭教師です。どの言語もそうですが、基本的な単語ほど複数の意味を持つので、「これは中学生向けの単語だから」などと決して疎かにしてはいけません。そんな曲者揃いの基本英単語の中から、今回はStillをご紹介します。
みなさんは英単語のstillの意味をどれくらいご存じでしょうか。昨日までの私はこんな感じでした。
依然として It's still raining.
じっとしている Stand still!
(比較級を強めて)もっと He is still better than me.
それでもなお Still, I don't like that.
生意気なことに、これくらい知っていれば、まあ困ることはないだろうとタカをくくっていました。
先週、ブックオフの正月セールで大杉正明『イギリス英語は面白い』(DHC出版、1999年)を180円ほどで手に入れました。
パラパラ読んでいると、こんなくだりがでてきます。
大杉正明先生といえば、NHKのラジオ英会話講座を長らく主宰し、また最近でもNHKの朝ドラ「カムカムエブリバディ」に出演されるなど、英語教育業界では大変有名な方ですが、1998年から99年にかけて英国のエクセター大学で客員教授を務められていたようです。おそらくはその頃に体験されたエピソードがこの本で紹介されているのでしょう。
私も英国に滞在していた時、newsagent(通りにある小さな売店)でミネラルウォーターを買ったら炭酸でびっくりしたことがあります。しかも開栓前にペットボトルの蓋を固定している部分がトゲトゲになっていて、何度も唇を切ってしまいました。しかしながら、当時はstillが炭酸抜きという意味だったことを知らなかったので、血の味のする水泡を我慢して飲み込むしかありませんでした。
大杉先生のエッセイでstillが炭酸に関連していることを知った時、私の頭の中でdistillerという英単語がすぐに思い浮かびました。distillerはウィスキーなどの蒸留所という意味ですが、これはdistill:蒸留するの派生語でしょう。そこでdistillの語源を調べてみました。
語源辞典さんによると、de(下に)+still(滴る)から成り立っているようです。炭酸抜きという意味のstillは、おそらくは「じっとしている」という方に由来しているものと思われますが、アルコール発酵でブクブク泡が立っている原酒を蒸留して澄んだ液体にする過程がdistillなのだと考えると、いろいろな想像が広がりますね。
大杉先生は本書で、アメリカでは化学用語のようなnoncarbonated waterを使うとおっしゃっていますが、私が質問したアメリカ人によると、アメリカでも普通にstill waterで通じるそうです。また、No gasという言い方は聞いたことがない、とも言われました。
やはり英語で分からないことが出てきたら、どんなに下らないネタでもネイティブに問いかけてみるのが一番ですね。彼らもまた、典型的でありきたりの問い合わせよりも、変化球の質問をけっこう好んでいるように感じます。
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