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プロ家庭教師が教室指導とオンライン指導で気づいたこと

★連絡先
メールでの連絡先は、
oitatutor@gmail.com
Twitterアカウントは
https://twitter.com/oitatutor
YouTubeチャンネルは
https://www.youtube.com/channel/UCqI6aGc2eMkB7xLe_5c7Y_w
ココナラのオンライン家庭教師は
https://coconala.com/users/1906286


私は長らく東京で直接生徒のご家庭と契約する指導(=個人契約型家庭教師)を続けていたので、この業界のマクロ的状況についてあまり知らないまま過ごしてきました。

中学受験などで教育熱が非常に高い首都圏ならともかく、地方都市だと個人で独立して家庭教師の仕事をやっていくのには限界があります。実際、noteやTwitterなどインターネットでのPR活動を強化しても、今に至るまで問い合わせはゼロですからね。そういう事情もあり、秋から大手の家庭教師派遣センターに登録することにしました。

私が担当している生徒の一人が教室指導を希望している関係で、授業は毎回個別指導のブースで行っています。また、通信制高校の生徒のサポートも紹介され、最近は昼間から教室に出向く日数も増えてきました。

家庭教師の仕事はヨコの繋がりが全くといっていいほど希薄で、他の先生方がどのような授業をしているのか、ブラックボックス状態になっています。ところが、個別指導教室だと周囲の先生方の授業が丸見えなので、「ああ、なるほど、この単元はこういう風に教える手もあるんだな」と、意外と勉強になることも多いです。

私は生徒としても指導者としても個別指導スタイルは経験したことがなく、かつ今まで否定的な印象を持っていました。しかし、今の十代の子の多くは集団授業よりもオーダーメイド的な指導を好む傾向があり、今後もますますその傾向が強まっていきそうです。

その背景として、彼らはYouTube動画の視聴などを通じてVOD方式に幼い頃から習熟しており、普段の学習も自分のペースを大切にしていること、生徒間の学力差が大きくなってきていること、大学入試の本試験を経ずに推薦で合格する人が過半数を超え、普段の学校の成績を上げることがより重視されるようになったこと、などが挙げられるでしょう。

教室指導を行うようになってから、家庭教師の教室を運営する側の人々や契約を取ってくる営業の人々の立場もだいぶ意識するようになりました。

まず、彼らとの意思疎通や人間関係を常に円滑にしておくべきだということです。どういう先生にどういう生徒をマッチングさせるか差配するのかは彼らの仕事です。コロナの影響もあり、最近は登録している家庭教師と生徒の紹介や連絡をZoomで行うケースが増えているようですが、やはり週に一度は運営スタッフと直接顔を合わせている方が、はるかに関係は円滑になります(このあたりは首都圏ではまた事情が違うかもしれません)。

指導者供給側の事情もお伝えすると、英語を教える先生は飽和状態=レッドオーシャンのように感じます。一方、理数系の科目、特に高校生の化学や物理、生物を教えられる先生は、まだまだ足りていないようです。逆に言えば、複数の理系科目が指導可能な場合は、この業界まだまだやっていけそうに感じています。

勢いがある先生は、生徒への声かけを積極的に行っています。くどくならない程度に様子を尋ねるのが実は大変難しいのですが、彼らはそのあたりのさじ加減が絶妙です。私の場合、これまでは生徒と生徒の親御さんくらいしかお話しする機会がなかったものですから、見知らぬ生徒に次々と話しかけるのには躊躇する部分もありますが、あのような姿勢は今後も見習いたいと思っています。


23年は教室指導に加えて、ココナラでオンライン家庭教師の講座も始めました。一時期問い合わせが急に増えましたが、ここに来て再び低調になりました。なにより私のアカウントのページを見に来ている人が圧倒的に少ないのです。ココナラで動画やブログを更新すると「お気に入り」に追加してくれるユーザーが増えますが、彼らのほとんどは「動画コンテンツの編集やります!」とか、「パワポを見映え良くします!」とか、要は営業の一環としてそうしているだけで、私の授業を受けようと思っているわけではありません。

ココナラはpマーク付き(=販売実績が大きい)の売り手が優先的に検索表示される仕様なので、強者がますます強くなっていくシステムです。圧倒的不利な新規進出者がうまく流れに食い込んでいくには、それなりに準備と工夫が必要なようです。来年はもう少しマーケティング戦略を練って講座を増やしていくつもりです。

とはいえ、オンライン指導でお試し講座から継続用の授業講座を購入してくださった方もおられ、少しずつ手応えを感じています。当初はカメラの設定など試行錯誤の部分もありましたが、授業の回数を重ねるにつれてだいぶ慣れてきました。また、かなり高性能なコンデンサーマイクを普段から使用しているので、授業の中身だけではなく音声に関しても高品質な授業をお届けできていると思います。


25年入試から新課程の大学入試が始まります。私も来年はできるだけオンライン授業に比重を移し、最終的には全ての生徒をオンラインで指導できる体制にもっていきたいです。そのためには「如何に見せるか」という営業アプローチ以上に、「何を与えるか」つまり教材作成と問題研究により一層時間をかける必要がありそうです。

私も家庭教師歴はなんだかんだで20年ほどになりますが、今年は教室指導とオンライン指導を通じて、いろいろと気づかされることが多い一年になりました。もっともっと成長しなければなりません。


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