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Please Sit Down. はあんまり使わない方がいい
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昨日の記事で、個別教室指導は他の先生の授業スタイルが学べるのがいいという話題を取り上げました。
先日、私が個別授業のブースで授業準備を行っていたところ、向かいの正面で英語を教えていた先生がこんなことを生徒に話していました。
「座って下さい」の英語はPlease sit down.だけど、これはかなりきつい表現で命令口調に近い。日常英語ではPlease have a seat.を使う方が丁寧だ。
そうなんです。英語はPleaseをつければ全て丁寧になるかというと、そういうわけではありません。念のため複数の英語母語者に確認したところ、場面や状況、語調にもよりますが、Please sit down.はやや乱暴に聞こえるとのこと。また、Please have a seat.がもっとも一般的で無難な表現であることも意見が一致していました。どうやら「おかけください」に相当するようです。
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実は恥ずかしながら、私は英語で誰かに座って下さいというとき、Please be seated.を好んで使っていました。これまで誰からも指摘されなかったので気がつかなかったのですが、実はこれ、大きな集会や催し物の会場で司会者が参加者に対し、「着席して下さい」というときによく使われるもったいぶった表現なんです。日本語だと「皆様ご着席下さい」といったところでしょうか。もしかしたらこれ、Sherlock Holmesの原書を読んでいたときに覚えてしまった表現かもしれないです、これ。いかにもホームズが好みそうな言い回しですよね。May I present my colleague, Dr Watson? みたいな。
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さらに調べてみたら、Please take a seat.はややくだけた表現で、緊張感をほぐすためにしばしば目上の人や相談を依頼された人が依頼人にかける場面でしばしば用いられるそうです。日本語だと「かけてください」に近いかも。
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中学校に習った基本的な英語ほど、実は奥が深いものですね。こういうのは大人になってから改めて調べたり学習したりという機会がなかなかありません。中学生に英語を教える人だけが学べる役得と言えるかもしれません。
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