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コンフォートゾーンの作り方 苫米地 英人、書評、読書
みなさんのゴール(目標)設定は正しいですか?
私は自分の過去を振り返るとゴール設定とは何か?をそもそも考えたこともなく、ただ漠然と設定していたように思います。私の今後のゴール設定もそうですが、自分の子供にも正しいゴール設定を伝えようと思った1冊です。
ダメなゴール設定例
・来期は前年比105%の売上目標を設定しよう
・年収を1000万円にする
・〇〇高校へ合格しよう
・県大会に出場しよう
これらは安直すぎてゴール設定になっていません。ダメだそうです笑
ではどうすればいいかのか?
・来期は売上を10倍にしよう
・年収を5000万円にしよう
・〇〇高校へトップ合格し、入学式に新入生代表挨拶をして、可愛い彼女を作る
・県大会決勝で逆転ゴールを決め、全国大会特集の記事に掲載され、全国大会でも逆転ゴールを決める
どう思いますか?
え、無理じゃね?と思いませんでしたか?
私もそう思いますw
なぜ無理なのか?直感的に様々な理由を思いつきませんか?
それは自分のコンフォートゾーンの外だからです。
ただ単純に怖いのです。
怖いから逃げようとして様々な理由を思いつくそうです。
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なので、この「恐怖から無意識で思いついてしまうネガティブな理由を、ワクワクから無意識で思いついてしまうポジティブな理由」へ転換できるのが本当のゴール設定だそうです!!
壁の向こうのさらに向こうへ行く
ではどうすればいいのか
・まず、すぐに答えは見つからないことを受け入れるw
・ゴール設定は人それぞれなので、ネットを探しても見つからない。自分の心の中にしかないw
・なので、自分自身と向き合い、自分がワクワクするゴール設定を探す
・そのためには、自分が過去何にワクワクしてきたか(ワクワクしたこと、ワクワクすること、ハマったこと、ありえないと怒ったこと)を「紙に書き出す」(スマホやPCだとスピードが早くて思考が深まらない)
・で、「ワクワクしたこと」と「ありえないと思ったこと」を組み合わせてみる
例)ダイエットのゴール設定
・家族で夏にハワイに行き、ワイキキビーチでSUPをするために、10年前に貰ったウェットスーツを着れるようにダイエットする。
ワクワクすること:子供を連れてハワイにいくこと。SUPをすること
無意識で思いつくこと:円安でお金がかかるから無理w 休みが取れない。痩せられないw めんどくさいw ウェットスーツは現地で借りられないかw
めちゃくちゃ思いつくw
ここで大事なのが、ゴール設定とは自分のコンフォートゾーンの外に持たないと意味がないということです。
で、さらに、「誰といつどこで」などの具体的な「情動」を設定することが大切。
・まず、現状ではウェットスーツが着れないことを受け入れるw
・SUPをするためには痩せるだけではなく、足も手も鍛えておく必要があるので筋トレ動画を探す
・ハワイの波情報をYoutubeで確認する
・とりあえず酒を控える
という具合で、「恐怖ゾーン」のさらに外の「ワクワクゾーン」(学び・成長ゾーン)を意識することで、今度は無意識に色々とアイデアを思いつき、行動し始める。誰かに言われたわけではなく、自分で気づいて設定した目標なのでやらされ感がない。
で、ここからが本当のポイント
このようなゴール設定を何個も考える。
例えば、
・仕事(転職、出世、独立)
・勉強系(資格取得、英会話、プログラミングの勉強)
・身体(ダイエット、禁煙、禁酒、スポーツ)
・家族(結婚、出産、子育て、学校、住宅、妻の仕事、親族関係)
具体的には、
・転職をして在宅勤務が出来るようになれば、子供の保育園の送り迎えが楽になり家族の笑顔が増える
・資格を取るためにお酒を控えて、資格取得後はコンサルティングの提案を増やし売上の単価を上げて自分の年収も上げたい
・来年の親の誕生日に親族を集めて食事会を開き、感謝を述べたい
というように、ゴール設定(自分にとってコンフォートゾーンの外のゴール設定、もしくはものすごくワクワクするゴール設定)を複数持つことで、最終的にゴール設定同士が結びついていき、より良い人生になるようです。
最後に
ゴール設定はすぐには決まらないそうです。日々考えて色々組み合わせて、日々ゴール設定を見直すことが大切です。
壁の向こうは怖くない。