![ウメ201904d](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/10396038/rectangle_large_type_2_758b1f2175f1ee9a8d176fb896b5a7ec.jpeg?width=1200)
ウメの枝を使って染める-鉄媒染-
随分とお久しぶりのnoteとなってしまいました。近頃は春の息吹を感じはじめる今日この頃で・・・とは、まだまだいきませんが。自宅の梅の木には赤でもなく白でもない薄い桃色の花がぽつぽつと咲き始めましたね。というわけで染色用として昨年秋頃に剪定してとっておいた枝を使って染めてみました。梅も昔から染色に使われていた染材ですね、江戸の四十八茶百鼠なんて呼ばれる色があった時代にも梅の木や樹皮が利用されていたようです。今回は枝を使いました。
昨年の枝を細かくするのは、(硬くて)結構労力を使うので、剪定時に細かくしておくのも良いかもしれません。
染める布です。11号帆布を使いティッシュケースを作ります。
いつも通りに煮出して漉して染料液をつくります。詳しくは、たまねぎ染めをご参照ください。※大雑把でいいますと、今回の布一枚程度だと、梅の枝をざっくりと片手で二つかみ分ぐらいでいいような気がします・・(濃くしたいのであれば多めで)
木酢酸鉄液(薄めたもの)。今回は鉄媒染です。
染めあがったものです。
染液→媒染液→軽く濯ぎ→染液→濯ぎ→天日干し(できれば陰干し)を2回繰り返しました。
ティッシュケースをつくりました。梅で染めた色はビワと同じでとても日光堅牢度が高いです。焼きミョウバンで染めたアルミ染めはまた今度紹介します。
余談になりますが、梅の枝を秋頃剪定するといいらしいですよー実がいっぱいなりますよー