敗退
この度、4年間続けたラクロス部を引退しました。
人生で最初で最後であろうこの感情を残しておきます。
二地区突破
これは私たちチームが掲げていた今年の目標。
二地区という舞台に立ったものの、その試合で敗退した。
1年生だった頃、最強だと思っていた先輩たちが同じ舞台で圧倒されているのを目の当たりにした。
2年生ではその前の試合で負けて、目標の舞台にさえ立てなかった。
3年生はコロナで試合が無くなった。
そして4年生は10-9で負けた。
負けた理由
私たちは逆転負けした。
ラクロスという勝負で正々堂々負けた。
ボールを持つ時間というものが鍵を握るわけだが、そこを相手に取られた。
それが1番の理由。
試合中は頭でわかっていたつもりでも、攻め急いでしまった。
みんなに伝えたつもりだったが、自分が1番点を取らなきゃということに執着しすぎた。
試合の展開を読んで、60分を自分たちのものにすることができなかった。
物事を広く見て、流れを読んで、落ち着くことが大切だ。
今に集中し、その瞬間を積み重ねながらも目指すものの全体像を把握することが必要だった。
悔しいという気持ち
正直、負けたが試合は死ぬほど楽しかった。
今までで1番楽しい試合だった。
負けたというその結果で、
勝っていたら無くなっていたはずの、
みんなの後悔を作ってしまったというのが、悔しい。
きっと負けた理由を自分がこうしたらよかったと何かを探してしまうから。
みんなと勝って大喜びしたかった。
抱き合って、笑顔で帰りたかった。
頑張ってよかったってみんなに思わせたかった。
先輩たちの想いも果たしたかった。
先輩たちもコーチも親も友達も観に来てくれた人、配信を見てくれた人みんなが
ラクロスっておもしろいって思った、感動したそう言ってくれて、心が救われた。
私が全力で過ごした4年間は、人に感動を与えることができるほどのものになったということが、
嬉しくてたまらなかった。
でもまたその反対に、そんなこと言ってくれる人たちを喜ばせられなかったことも悔しかった。
夢中になるということ
今までの人生で1番夢中になった。
頭の中がラクロスでいっぱいの日々を送った。
楽しむということは何にも敵わないと実感した。
楽しいことを知ってるからしんどいことも乗り越えられる。
楽しいと感じるからまだまだやりたいと夢中になれる。
そして私はみんながいるから楽しいと感じていた。
最後の試合をしながらみんなが頼もしすぎて、幸せだった。
1人じゃないと何度も実感した。
人生でこんなに頼れる仲間に出会えたこと。
大好きなみんなと死ぬほど楽しいラクロスができたこと。
全部私の宝ものだなあって思う。
私のラクロス生活は終わってしまったから、
私自身がこの悔しさを晴らすことはできないけれど、
後輩に伝えられる全てを伝えて、
みんなに私たちの想いを託してみよう。
負けた次の日から毎日練習するみんなを見て、
もし勝っていたらこんなにやる気を引き出せなかったかもしれないなんて思ったら、
みんなに最高の景色は見せられなかったけど、この結果はこの結果でアリだったのかななんて思った。
私はこの悔しさを抱えながら生きよう。
人として強くなろう。
そしていつか自分に打ち勝てる人間になれたら、この悔しさが晴れるんじゃないかなんて思ってる。