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キノコのともしび 【奥入瀬 24/7/9】

闇夜に怪しく浮かび上がる蛍光色の光…

今年も光るキノコの季節がやってきました!


奥入瀬渓流の森には光るキノコが
2種類存在します。

ひとつはツキヨタケ。

去年のコチラの記事で紹介しています。

そして、もうひとつがヤコウタケ。

THEキノコという見た目

夜に光る茸と書いてヤコウタケ。
ダイレクトかつ分かりやすいネーミング。

明るい時間帯は普通のキノコですが、
陽が沈み夜が訪れると…

怪しく発光

驚くほど強く発光するんです。

肉眼では写真ほど明るく見えませんが、
確かにそこでキノコが光っている!
と、はっきり分かるぐらいに光ります。

ちなみに、夜になると光り始めるのではなく
日中帯も同じように発光しています。
周りが明る過ぎて分からないだけなんです。


思い出の一枚

この写真は去年の7月に撮影した一枚。
強く印象に残っている一枚です。


奥入瀬渓流でネイチャーガイドを始めて
自然に関する色々な事を学んでいくなかで、
ツキヨタケという発光するキノコの存在を知り、
怖い思いをしながら本物を見に行きました。

この流れで色々な種類の発光キノコを知り、
その中でも強烈な存在感を放っていた
ヤコウタケに強く憧れたんです。

しかし、ヤコウタケをはじめとした
多くの発光キノコは小笠原諸島や八丈島など
南方の地域を中心に生育している為、
本州最北端の青森県では見られるわけがない…。

ツキヨタケで我慢する日々を過ごしつつ、
(ツキヨタケも充分スゴいんだけどね!笑)
ヤコウタケ栽培キットを買おうかなぁ
いや、やっぱり本物がいいもんよ…
なんて、何年もの間悩んでいたら

奥入瀬渓流にヤコウタケが生育しているかも!

まさかまさかのビッグニュースが
飛び込んできたのです…!

喜び勇んで撮影に行くものの、
状態が悪かったり、僅かしか光らなかったり
思うような成果が得られない日々が続いた中で
ようやく満足できる一枚が撮れた!
というのが、この思い出の一枚なんです。

ヤコウタケの光は目が冴える?

この写真、よく見ると背景がボンヤリ見えます。
何故かと言うと、撮影に夢中になるあまり
明け方になって空が白んできたから。

22時頃から撮影を始めて
そのまま徹夜しちゃったんです笑
社会人になってから初めての徹夜が
まさかキノコ撮影なんてね…

何故かまったく眠気を感じませんでした。
大興奮してたってのはもちろんあるんですけど、

【ヤコウタケの光には覚醒効果がある】

冗談半分に信じています。笑

さてさて、ヤコウタケについては
まだまだお話したいことがあるんですが、
これから続々と発生してきそうなので
また改めて紹介したいと思います。


ちなみに明日は、ヤコウタケの発光を使って
ちょっと悪ふざけをしたお話です。
乞うご期待っ!(^^)


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