14.コンパクトは正義!Minolta HI-MATIC F <カメラ>
おっさんはよく一眼レフを持ち出して撮影をするのですが、最近重さが本当に身体に堪えるようになってきました。歳はとりたくないもんです。
最近は、リコーイメージングからPENTAX17が発売されたことからハーフサイズカメラを愛用しています。
写りも軽さ、コスパも優秀なカメラなので大満足なのですが、人間の業とは恐ろしいもので、甘いものばかり食べてたら塩辛いものも食べたくなるような志向のベクトルが別方向を向くことがあるのです。
そんなベクトルが別方向を向いた日がおっさんにもやってきました。
いつもお世話になっているカメラ屋さんを覗いたときにガラスケースに鎮座されていたのがこのミノルタ ハイマチックFでした。
このハイマチックF、以前から地元の中古カメラ店にあるのは知っていました。どんな感じだろうとショーウィンドウから出して貰い持ってみてビックリです。
まずは非常にコンパクト、そして金属外装なのに軽いこと。
プラスチック外装は軽いですけど、質感はどうしても金属外装には勝らないですからね。色はブラックですが塗装もしっかりしており重厚さを感じます。おっさんはこの時点でハイマチックFにすっかり惚れ込んでしまうのでした。
レンズは38mm F2.7 3群4枚のテッサータイプ。
オーソドックス・ザ・オーソドックスですが、写りは妥協していません(撮影した写真は後に掲載しています)。
レンズ周りの凸凹ダイアルをグリッと回してASA(ISO)感度を設定します。
レンズ上部にある窪みはcds受光部となります。ここで測光し、露出の制御を行っています。購入する際はここを覆い隠し、シャッター速度が変化するかを確認した方が良いですね。
軍艦部はシンプルながら洗練されたデザインだと思っています。
ライバルのコニカ C35は軍艦部と異なり、段差を設けたことが良かったような気がしています。尚、レリーズの押込が深めなので、おっさんはレリーズボタンを付けています。ゴムリングを間に挟むと脱落防止になりますが、なかなか装着できずちょっと苦労しました。
一応、セルフタイマー機能も付いています。フィルムを巻き上げた後、レバーを引き上げて引っかけるような仕組みです。撮影時はレバーを引っかかりから外すようにすればタイマーが進み、10秒後にシャッターが切れる仕組みです。
ハイマチックFは後期型もあるようで、大きな違いはストロボ端子の有無となります。おっさんが見たお店では両方置いてあったので分かりました。
昔のストロボを使う機会は少ないと思うので、あまり気にしなくても良いと思いますが、使われる方は購入時に確認した方が良いと思います。
ハイマチックFのような古いフィルムカメラで苦労するのが電池となります。EEカメラなので電池がないと、シャッターは切れますが絞り羽根は開かないので撮影が出来ないです。
しかも今はもう売っていないHM-N型水銀電池を2つも使うので、互換アダプタが必須です。
おっさんは、最初に関東カメラサービスの互換アダプタを購入しました。
ヨドバシやビックカメラ、中古カメラ店などでも取り扱っているので入手はしやすいかなと思っています。
ただ、電圧のことも考えてPR44などの空気電池を使うことも考えて、中華製ですがガス抜き穴のあるアダプタも買い足しました。両方使ってみましたがどちらも安定して利用できています。
購入するときに中止しておきたいポイントの一つとして、バッテリーチェックランプの点灯でしょうか。
主にバッテリーチェックや、低速シャッター時の警告灯としても利用しますが、ムギ球が壊れていると修理が出来ないようです。購入したときにお店の主人から教えて貰いました。
HI-MATIC Fで撮影した写真
Minolta HI-MATIC Fで撮影した写真を掲載してみました。
利用したフィルムはKodak ColorPlus 200です。
Kenko SKYLIGHT 1BフィルターとかぶせフードのD48KAを装着しています。
軽量コンパクトで写りも良し。シャッターフィーリングも気持ちよく、スナップシューター向けのフィルムカメラだと思います。
今度はコニカC35との比較もしてみたいですね。