6.CONTAX 167MTを買った話<カメラ>
キリッと鋭い画を撮るのも良いのですが、たまにはフワッとした柔らかい画も撮りたい。
それも絞り開放の明るいレンズを持っているのなら尚更・・・。
絞り開放となるとシャッタースピードが1/1000や1/2000では足らなくなります。こうやって人はカメラ沼やらレンズ沼に沈んでゆくのだろうなあ・・・
残念ながらヤシカでは1/2000を超える速度が出せる機体は無いので、
CONTAXレンズを使えるボディを探してみたところ、いくつか候補がでてきました。
S2 または S2b 最速SS 1/4000
ST 最速SS 1/6000
167MT 最速SS 1/4000
速度だけ見るとSTなんでしょうが、いかんせん重い。
じゃあ、S2かS2bかとなると、今度は懐が痛み出す・・・(アイタタタ)
じゃあ、167MTの実物でも見にいこか、として極楽堂さんへ行ってきました。
さすが、コンタックス専門店だけはあって、品揃えが一杯です。
おっさんは、カメラを購入するときはカメラが一杯あって、信頼しているお店を選んでます。
特に昔のカメラは、比べてみないと分からんこともありますからね。
おっさんが棚の前で真剣な目つきで見ていると若い男の店員さんが、お店の167MTをすべて出してくれて触らせてくれました。
167MTには一家言持っているらしく色々と説明(熱弁)してくれました。
多分、上のブログの方なんでしょうね、勉強になりました。
ヤシカやCONTAX機で宿命と思われたミラーズレは、167MTではストッパーが付いているので発生しないのは知りませんでした。
その熱心さに絆されて、並べられていた内の一つを購入しました。
(店員さんの営業の賜物ですよ~^^)
製造番号1万番台なので発売初期の頃のものと思われますが、傷もなく、液晶も元気ですし、露出も狂いがないので良い個体と巡り会えました。
さすがに30年近く前のカメラとなってくると、アイカップやホットシューカバーは無いので、YASHICA FX-3 SUPER2000と同じく、キヤノンのアイカップと革製シューカバーで代用しました。
ファインダーを覗くとこんな感じです。
スクリーンは方眼マットとなります。液晶部は写真だと暗いですが、実際はもう少し見やすいですね。
底面部には「RS」ボタンなるものが存在します。
説明書には下記のように書かれています。
どれくらい押すのかまでは説明書には書かれてないですが、動かなくなったときの非常手段として頭の片隅には入れておいた方が良さそうです。
167MTは電圧にシビアと聞くので、1.5Vアルカリ単四電池が一番ですが、
一応ニッケル水素充電電池でも動きました。電圧が低いので露出に影響出るかなとは思いましたが、正常範囲内に収まっていました。
いつかは長く続けたときの動作検証もしてみたいですね。
今回の記事に撮影した写真も載せたかったのですが、ちょっと今回は時間が無かったのでまたの機会としようと思っています。
レンズはZeissということで、M42マウントのCarl Zeiss ULTRON 50/1.8を着けてみました。次回の撮影が楽しみです。
では、また~