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春 / あしたの短歌


切りたての髪をしきりに気にする手
私にだけとうぬぼれたい春

ご無沙汰な人からふいにきた “いいね”
盛りを過ぎた花に春風

午後5時を暖かに纏う電線を
確かな標に家路をたどる

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