広島の「実は…」な話
連休後半戦、皆さま楽しんで居られるだろうか?
お天気に恵めれた5月3日(金)、私は久しぶりに愛車1号機に跨りゆるーく散策をして来た。
愛媛と比べると広島ではロードバイクはとても走りにくい。
もっとも、愛媛が異様に走りやすいだけで決して広島が悪い訳ではないのだが、長らく愛媛で暮らしていたために落差がすごい。
路面も悪いのでなかなか長距離を走る気になれず、今日は30キロちょっとで終了となった。
本題
広島で生まれ育っていると、身の回りの物事が全国でも同じだろうと錯覚してるものがある。
他県に暮らして初めて「え!広島だけなん?」と知る事は割と多いのだ。
二重焼き
二重焼きという名前はガチで他県では通じない。
愛媛だと大判焼きか、日切焼き。
全国的には大判焼きか今川焼き、または回転焼きになる。
ちなみに広島市内で抜群に美味いのは中区堺町の「いわた屋」さんだ。
製餡工場が本業とあって、抜群の美味しさ。尚且つ、あんこと一緒に入る生クリームがふわふわ。
ここの二重焼き食べたら、秒で虜になる。
福留ハム
私も本当に知らなかったが福留ハムは広島ローカルの企業だ。
花ソーセージも本腸ソーセージも他県では売られていない。
松山で買おうと思ったが、何処にも無かった時のショックたるや…
どちらもガキの頃から弁当には大抵入ってくるレギュラーおかずだから、全国で売られてると思いきや…広島ローカルなのだ。
スイバリ
広島だと「スイバリが立った」で通じる話だが、他県では1ミリも通じない。
そもそもスイバリってなに?って言われるだろう。
他県だと「棘が刺さった」と言えばいいのだろう。
ただスイバリは棘とはちょっとニュアンスが違うのだ。木材なんかの細いささくれみたいなのが刺さる感じと言えば良いのかもしれない。
棘は棘であり、スイバリはスイバリなのだが、表現が難しい。
市内
広島の人は広島市中心部のことを「市内」「街」と表現する。
「今日市内に行く」「明日、街に行く」
なんて他県の人が聞くと「?」となるだろうが、広島市民には100%通用する言葉だ。
具体的にどこの事?と聞かれると答えに窮するが、なんとなく本通り界隈だと言える。
浜田
広島市民が海水浴に行く時は、かなりの率で島根県浜田市だ。なぜそうなったのかは全く分からない。
しかし広島市民の成人で、浜田に泳ぎに行ったことがない人はかなり稀だと思う。
かく言う私も昔はよく行っていた。
広島の海はとにかく磯だらけで砂浜が少ないのと、漂着物が多くて水質とは関係なく汚いのが要因かも知れない。
松山市のように、どこでもビーチ!みたいな楽園ではないのだ。
がんす
がんすはマジで広島だけ。他所では全然買えない。
がんす大好きっ子の私が愛媛でどれほど絶望したか…
ただ愛媛では「じゃこ天」が食えるので、それはそれで幸せだった。じゃこ天のジャリジャリした食感も最高だ。
方言
よく映画やドラマで広島県民の演技をみると「じゃけん」と言うが、県民からすると違和感しかない。
「じゃけん」と言う人はほぼ居らず「じゃけぇ」だ。
また、特有の敬語は他県ではかなりニュアンスが誤解されがちだ。
広島の人が「どこから来ちゃったん?」と言うとしよう。
それは「どこから来られたのですか?」という丁寧な言葉なのだ。
「⚪︎⚪︎社長が言いよっちゃったよ」だと
「⚪︎⚪︎社長が言っておられたよ」になる。
他県の人が聞くと「テヘペロ」系の「しちゃった👅」に聞こえてしまうだろう。
田舎の方に行くとさらに混乱する。
「⚪︎⚪︎社長が言いよりんさった」になるからだ。ネイティブじゃなければチンプンカンプンだ。
広島焼き
お好み焼きについては、今時は「広島風」と言われても怒る人はほとんどいないと思う。
心の中では「広島風もくそもなかろうが」とは思ってるかも知れないが(笑)
ただ「広島焼き」は怒る云々ではなく「え?なにそれ?」と本気で分からない人は割といると思う。
広島焼きと言う言葉はもともと無いからだ。
ちなみに関西風も広島風も大抵の人は両方好きだ。単純に食える店の数が比較にならないだけだ。
なお、家で作る時は90%の確率で関西風である。家のホットプレートで広島風を作ると高確率で撒き散らすハメになるからだ。
探せば他にも色々ありそうだが、本日はこの辺で。
それではご機嫌よう!
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