#143 "ほっとけない"性分 2022.5.23(月)
あまり「自分のことが好き」と思わない私ですが、良いか悪いかは別として、「ここだけは好きかも?」と思うところがあります。
それは、"ひとりぼっち"で、寂しそうに感じられる人のことが、"ほっとけない"ところです。
別に頼まれた訳でもないのに、勝手に体が動いてしまうというような感覚。
きっと、「いい迷惑だ!やめてくれ!」と思われたことも多かったような…
でも、どうしても"ほっとけない"のです。
☆☆☆☆☆
小さい頃から、そういった性質であったことが感じられることがあります。
"裸の大将放浪記"と"アメリカ横断ウルトラクイズ"のラストシーンが印象深くて忘れられません。
"裸の大将放浪記"では、山下清を演じる芦屋雁之助が、そして、"アメリカ横断ウルトラクイズ"では、勝ち進めなかった敗者が、ひとり寂しく歩いていく様子をテレビで観るたびに、「この人は、この後どうなってしまうのか…大丈夫だろうか…」と、フィクションであることを薄々感じながらも、心苦しくなっていました。
まぁ私は、子供の頃から、変なやつでした。
☆☆☆☆
私の友達は、血気盛んな輩が多いのですが、最近では無くなったものの、20代の頃は、飲んではよく口喧嘩をしていました。
数人で飲んでいて、何がどうなってそんなことになっているのか、よくわからないことも多いのですが、口論の末、誰かが「もういい!帰る!」となる訳です。
そんな時決まって、酔っている私は、そいつのことを追いかけてしまうのです。
その後二人で、歩いて帰ったり、別のスナックで飲み直したり。
んー、やってしまうんですよね…
☆☆☆
うちの職場に"孤立していた"社員がいます。みんなと足並みを揃えることが苦手なのか、いわゆる"変わった人"との認識をされています。
私がここの部署に来た時、前リーダーから「あいつは無理」との引き継ぎを受けていましたが、諦めの悪い私は、その社員にどうしても寄って行きたくなってしまいます。
その社員は、私の手腕により劇的に改善!と言えれば良いのですが、現状は、まだ道半ば…
対話を繰り返し、お互いの想いを交換し合っているのですが、一歩進んで、二歩下がるような状況です…
最近では、ようやく心を開いてくれるようになり、過去にされた仕打ちがトラウマとなっていると話してくれました。
「最後は俺が絶対に守る!」と発した私の声に、「ならば、頑張ります!」と返答があったものの、やはり動く方向は私の期待とは逆方向だったり…
他の同僚からは、「もう、ほっとけば?」と言われる始末。
やめておいた方が、いいかもね…
☆☆
以上、私の"ほっとけない"エピソードです。
リーダーとしての理想は、"ほっといて"成果が出るような環境を作ること。
規律、自主性、主体性、責任感、幸福感、安全性、などが定着している職場であれば、実現可能なのかもしれません。
"ほっとけない"は、善or悪で考えると、"悪"のような気もします。
しかし、そんなダメかもしれない自分を、どうしても嫌いになれないのです…
ゆえに、
#私は私のここがすき
と、言わざるを得ないのです。
無駄が多く、余計な労力を払ってしまう私ですが、もう少しこのまま、やらせてあげようと思っています。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!