総合商社→地方公務員に転職したけど1か月で辞めちゃいました
こんにちは!ぶらいあんです!
今年の夏に8年務めた三井物産をやめ鹿児島県庁の行政職として転職したのですが、入庁後1か月には退職届を出してました笑(2か月目は有給消化でした)ので、その話をしたいと思います。
1.そもそもなんで公務員を目指したか
いつか起業する前提で、住環境(住みやすさ、子育てのしやすさ、自然・釣り環境の良さ、福岡の実家へのアクセス等)を考えた上で、シンプルに鹿児島に住みたかったからです。
また給与面を考えると東京の会社でフルリモートOKなとこに転職のうえで移住がよい(+移住補助金で確か100万円ももらえます)のですが、鹿児島で起業を考えた時に、(給料度外視で)地元の人や会社との繋がりが生まれる仕事がいいかなと思いました。そこで良さそうだなと思ったのが、地元で圧倒的なプレゼンスをもち、一番お金を使ってるであろう組織、鹿児島県庁でした。また採算度外視で地域社会に貢献するという民間にないコンセプトにも強い魅力を感じました。
(あと離島勤務で奄美、屋久島あたりの世界遺産の島で釣りしまくるという思惑もありました笑)
2.民間→県庁職員の転職難易度
民間経験者は、基本的に面接と作文できまるので新卒で受けるより簡単です。試験会場は鹿児島と東京で選べたと思いますが、最終面接は鹿児島でした。
最近は民間企業の待遇がよくなって若手職員の離職が増え(下記参照)、受験者も減っている、みたいなので、易化しているんじゃないかと想像します。というか大手企業でそこそこ働けてる人がちゃんと準備すれば基本受かると思います。給料はメチャ落ちますが笑
鹿児島県職員、若手を中心に退職増 23年度76人 30代以下が7割近くを占める 人事課「全国的に起きている傾向」 | 鹿児島のニュース | 南日本新聞 | 373news.com
3.働いてみてどうだったか
という記載が募集要項にあり、どんな貢献ができるのかなあという淡い妄想があったのですが、三井物産での業務経験を活かせた実感は全くありませんでした笑。
というか、1月しかいなかったので、公文書独特の言葉遣いや謎のテニヲハルール(三井物産もたいがいでしたが笑)、よくわからない稟議のシステム(県庁行政職の世界では、庁内メールの返信にも要稟議なのは衝撃でした)を理解できず、要介護状態のまま退職に至りました笑
ある意味平等に扱っていただいたのだと思うのですが、そもそも新卒入庁の県庁職員も、ゼネラリストになることを目標にいろんな部署をグルグルまわります(過去の経験、希望と全く関係ない部署への異動が頻発します)。
なので過去の経験や希望にとらわれず新しい仕事を通じて、色んなコトを学んでね!っという当たり前の行政職のキャリアのループに入れてもらっただけと理解しております。
4. どうしたら公務員を続けられたか?
自分の場合、鹿児島での起業家達との出会いが退職のクリティカルな理由で(一緒に働きたいと思える人達がいたり、鹿児島に限らずですが失敗した時に助けてくれそうな人たちも案外いるんやなと思い安心しました)、いてもたってもいられずすぐに退職届を出してしまいました笑。
ちなみに自分の所属部署としては、県庁内ではホワイトな方で、周りの人も特に不満なく働いてそうでしたが、
純利益1兆円超の民間企業出身者としては、薄暗い廊下、古い和式トイレ、28度以上?設定の空調、中でも毎日見ざるを得ない節電の為に動かないエスカレーターに積み上げられる大量の焼酎のビンとニヤケル西郷さんのハリボテ(下記参照)は精神的にかなりこたえるものがありました。
そや、15年止まったままのエスカレーターに焼酎並べたろ!鹿児島県庁の衝撃展示が話題|まいどなニュース (maidonanews.jp)
僕の場合は変なキャリアかつ変な理由で退職に至りましたが、一般的には、地方県庁のいいとこ・わるいとこは以下に集約され、そのバランスを見ながらみんな続けたり、やめたりしてるんだと思いました。
今回は以上です!ご意見ご感想等あればお願いします!(ここでもXでもインスタでも)
それではまた!