ハイライト: 定義
テキストを色により強調表示すること。テキストを強調表示する方法には太字や斜体(イタリック体)もあるが、色分けできる点が特徴。
情報をインプット・アウトプットするには、収集(キャプチャ)、整理し思考処理し、最終的には文章やその他の成果物にしてアウトプットするが、キャプチャから思考処理するまでの1つのツールとして使える。
数ある読書術では三色ボールペンやアンダーライン、書き込みなどで、本の重要な箇所や気づきを手書きで書き込むことを勧めている。
これは、デジタル情報にも活用できる。
例えば、KindleやiBooksでは読んだ箇所を色分けしながらハイライトし、同じ箇所に気づきやコメントをメモとして追加することもできる。
同様に、ウェブから収集した情報も同じようにハイライト可能。Feedly、InstapaperやPocketなどの「あとで読むアプリ」で読んだ記事にハイライトすることで、ナレッジの収集と思考の回路をフル回転できる。
また、長文のWebの記事やPDFのレポートなどでは、重要な箇所を抽出したり要約するのは時間のかかる大変な作業である。しかし読みながらハイライトすることで、あとから思考の作業に使うために必要な箇所を簡単に見つけられる。
さらに、ハイライトした箇所だけをEvernoteなどの知識管理ツールに取り込むこともできる。ここまでに、すでにいくつかのステップを踏んで集められた情報はより濃密になり、思考プロセスをより素早く進めることができる。
段階的要約法はセカンドブレインの思考プロセスのアプローチであるが、ハイライトはそのツールの1つ。
ハイライトをうまく活用することで、キャプチャした情報を段階的に凝縮し、より重要な箇所をあぶり出すことになる。ハイライトした部分は、あとから使う思考のための知識パーツとして活用でき、また、文章を書くなどのアウトプット時に引用として使うこともできる。
ウェブページのハイライトツールとしては、Linerが高機能で使いやすい。ホワイトペーパーや論文などはPDFで提供されることが多いが、LinerではPDFもハイライト可能。PDFExpertなどのPDF専用アプリでもハイライトできる。
関連リンク:
Evernote読書術: 超速でデジタル読書ノートを作り力強くアウトプットする方法
セカンド・ブレインとは?: 読書と知識管理にブレークスルーを起こす方法
参照:
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?