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歯科技工士(関係者向け)

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歯科技工士の関係者に向けての記事
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2023年1月の記事一覧

石膏流しで気泡が入る原因と入りにくい方法

臨床では気泡の入った模型を時々見かけます。術者が不慣れな場合、アルジネート印象に石膏を流す際に気泡を巻き込んでしまうことがあります。 では、どのようにすれば気泡の入っていない模型ができるのでしょうか? 気泡が入る原因を探り、それを防ぐ方法を考えていきたいと思います。 1 印象採得時の気泡と石膏流し時の気泡の違い 2 気泡が入る原因は空気の取り残し(閉じ込め) 例えばペットボトルに水を満タンに入れる時、空気を出さないと水が入りません。石膏も同じように空気と交換する必要があ

歯科における適合とは?

「適合」とは、「ある条件や事情にぴったり当てはまること」という意味があります(goo辞書より)。歯科における「適合」とは、補綴物(かぶせ物や入れ歯)が個々の患者の口腔内(口の中)に正しく収まっている状態のことを指します。この記事では、特にかぶせ物の適合について解説します。                辺縁の適合に問題があると、歯質からの移行部にセメント層(歯牙とかぶせものの接着面)の粗い表面や、不規則な形状ができて、ブラッシングなどによる清掃性を阻害したり、プラーク(歯

スタビライゼーションスプリント・バイトプレートにエルコデント(Erkodur)を使うことのメリット

メリットその1 全体的に薄くコンパクトに出来る為、他の厚みを必要とする材料と比較して装着感が良い。 なぜ薄く出来るのか? Erkodurの素材(PETG)特性により薄くしても強度(粘り)がある程度確保される。 つまり薄くしても壊れにくい。 PETGとは? PETGのもととなるPET(ポリエチレンテレフタレート)は、ペットボトルの材料として、世界で最も利用されているプラスチック材料です。PETGは、PETの改良版で、PETよりも丈夫で耐衝撃性に優れる素材です。 (株式会社ア

3Dプリンタ模型上でスタビライゼーションスプリント作製

3Dプリンタで造形された模型上で、スタビライゼーションスプリント作製(エルコプレス+レジン盛)は可能か? 結論から言うと問題なく作製出来ました。ただし造形材は耐熱用を使用(エルコデュールを加熱して軟化 プレスする為) それ以外の造形材ではまだ検証していませんので作製可能かわかりません。 適合に関して その1  石膏模型上で適合の良いものを作製できる技術があれば、それと同じ結果になるかと今のところは考えます。 (ただし3Dプリンタ模型ではまだ2ケースしか作製していません)