3Dプリンタ模型上でスタビライゼーションスプリント作製
3Dプリンタで造形された模型上で、スタビライゼーションスプリント作製（エルコプレス＋レジン盛）は可能か？
結論から言うと問題なく作製出来ました。ただし造形材は耐熱用を使用(エルコデュールを加熱して軟化 プレスする為)
それ以外の造形材ではまだ検証していませんので作製可能かわかりません。
適合に関して その1
石膏模型上で適合の良いものを作製できる技術があれば、それと同じ結果になるかと今のところは考えます。 （ただし3Dプリンタ模型ではまだ2ケースしか作製していません）
適合に関して その2
同じデータでプリント模型を2つ製作していただきましたので、2つ目の模型でも完成したスプリントを適合させてみましたが適合状態は同じように感じました。（今回1ケースのみでの検証ですので、すべてのケースであてはまるとは限りませんが）
適合に関して考察
今回のケースはまだ口腔内での適合状態を確認できていませんが、それに関しては口腔内デジタルスキャン精度や3Dプリンタの精度、経験による技術が大きく影響しますので、すべてのケースにおいて同じ結果にはならないとは思いますが、アナログの印象や石膏流しについては同じことが言えるでしょう。
まとめ
石膏模型の場合
１ 印象時や石膏流しの際に気泡が入る（適合に影響）（調整が困難）
２ 石膏模型を痛める（破折やチップ）と後戻りできない（再印象になる）
上記の欠点を3Dプリンタ模型で回避出来ると現時点では考える。
適合やコストの問題は今後も検証していきたい。
追記 口腔内適合良好だったようです。 口腔内スキャナーはヨシダと聞いています。