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133 2024年夏アニメ、最終評価
実は今日から能登に行きますが、八王子駅集合が午後6時なので十分時間があり、昨季、夏アニメの視聴終了直後の評価をしていきます。
S枠
・時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん
noteでも生徒会の政治劇で評価を落としたクリエーターがいますが、私はそこを評価する方です。それは私自身が政治に興味があるからで、政治なんて人の営みだから、政治がない話、物語に逆に妙に思っていたのです。だからロシデレが正にそこに舵を切ったことに気づき、驚きつつ嬉しくなったのです。
・銀河英雄伝説 Die Neue These
だから次は銀英伝です。夏季は過去話もあり、ヤンとラインハルト以外にスポットが当たって物語にふくらみが出たクールでした。
・【推しの子】
熱い物語に年長の私は引いてしまう部分もありますが、物語としては夏季で視聴した中で随一です。ただエンタメに振り切っているからか、権威や体制への批判精神が感じられず、隔靴掻痒で観てた面があります。
・小市民シリーズ
最初から少年と少女の主人公二人が小市民という理想像から遠ざかる物語と検討したため、面白く観ることが出来ました。批判を承知で『氷菓』と違う手を使っていったクリエーター魂に敬意を表します。最終話は帰ってからnoteします。
A枠
・菜なれ花なれ
確かに人物の掘り下げに甘い部分がありましたが、生き生きとした女の子が動き回る映像はそれだけで元気になる箇所でした。またテーマの「応援」はエンタメ業界全体の存在意義に関わるはずなので、そのテーマを正面切った物語はアニメスタッフの意志のだだ洩れのはずで、好感を持ちました。本作もまだ最終話をnoteしてません。
・負けヒロインが多すぎる!
始めは大変面白く観ました。しかし負けヒロインが何の物語をどうやって紡いでいくか、その点が学園生活の友だち付き合いと分かり始め、段々と興味が薄れていったのです。多分私はもっと負けん気の物語を欲し、それではなかったと感じて裏切られたと思ってしまったのでしょう。
・狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF
作画に多少雑なところがありましたが、神話と経済の話、という割にはあまりにも生活に密着した物語、毎回面白く観てました。恐らく科学万能主義への批判があることは明白かと。
・NieR:Automata Ver1.1a
面白く観終えましたが、終末後の物語は私はそれほど食指が動かないです。どうやってダメになっていくのか、それが現状の興味なので。
B枠
・義妹生活
こういう静かな物語、私も面白く観れた時期がありましたが、外部からの衝撃で一遍に瓦解する恐れがある。バタフライエフェクトという概念を知ってから、無邪気に楽しめなくなった作風です。
・ザ・ファブル
そのバタフライエフェクトを表現した物語。思惑と錯誤で話しが思わぬ方向に転がってしまう。作画に労力を割いていませんが大人の話しであり、現代の問題を突き続けた素晴らしいアニメでした。
・疑似ハーレム
当初の百面相から化けなかったな、というのが正直な感想です。もっと脇役を生かして演劇部を中心とした群像劇っぽくしたら好感をより持ったと思います。
・伊藤潤二『マニアック』
ギャグになってしまった回があったり、スプラッタがあったりとホラーを楽しみたかった私には不満が残るシリーズでした。また動かしやすいからそうなってると思うけど、総じて馬鹿だったり思慮が足らなかったりで、人物の定型さが気になりました。
・闇芝居
むしろ正味3分ほどの本作の方がよりホラーしてると思ってます。一番金がかかっていないから最後にしましたが、やはりホラーにオチはいらないです。
それでは、準備を終えたら家を出ます。