図書館のこと勉強しているのに当たり前なサービスを受けたことがなかった話
今日は僕の大好きな空間である「図書館」について。
大学生になると、図書館の存在のありがたさに改めて気づく人も多いのではないでしょうか。
小学生の頃は学校図書館や家の近くの公共図書館に行っていたけど、中学生や高校生になると部活動に熱を入れ、ついついそうした空間から足が遠のいていた、なんて人多いと思うんですよね。
かくいう僕がそんな人間の一人です。
そんな僕は思うところがありまして(のちに書きたいと思います)、
大学で図書館司書課程を履修しています。
司書課程では、図書館をあらゆる角度から捉え、本のこと、出版業界のこと、サービス内容など、幅広く学びます。
そんな奥深い世界ですから授業は非常に楽しく、やりがいを感じながら受講しているのですが、出版業界や図書館業界の置かれた状況は安泰ではありません。どこへ行っても厳しい話が必ずあります。
ですからこうした状況を打破すべく、また、目まぐるしく変わるこの情報社会において、どういうサービスや活動が求められるかということがよく取り上げられます。ようは未来に向けてどうしていく?という話をするわけです。
しかし、個人的には今のサービスをもっと利用者として使いこなさないと未来の話は机上の空論に終わるとつい最近痛感しました。
というのも、公共図書館においても大学図書館においても、本の予約をつい先日までしたことが記憶にある限り皆無だったのです。
取り寄せしてくれるのはもちろん知っていたのですが、身近なところの蔵書で満足しちゃっていました。これはもったいない話ですね。
しかも!!
先日近所の公共図書館で他館からの取り寄せを予約したのですが、予約した翌日にもう受け取り可能というメールが!!
まさか翌日とは思っていなかったので、驚きました!コロナ禍で大変なのにサービスを維持していることに感動しました。自治体によって図書館の「力」も違うかと思いますが、このあたりに差が出るのかもしれません。
そしてもう一つ、今日のこと。正真正銘、今日ですよ!
大学である資料を探していたのですが、それが普段行かない地下の書架にあるとの表示がOPACに出てきました。
とりあえずスマホ片手に出向いたのですが、ここの排架方法は日本十進分類法(NDC)ではないことを着いてから思い出し、あたふたしておよそ10分。
結局自力では見つけられず。
段々心細くなって、知らない町に迷い込んだみたいになってました(笑)
記号を頼りに探すわけですが……。
記号が色々振ってあるのは、しっかり理解しきっていないと逆にどれを見ていいかわからなくなってしまいがちですね。ちゃんと覚えなくては……。
ということで、カウンターに行って職員さん(外部委託制度が部分的に入っていたはずなので、司書さんとは限らない)に案内してもらいました。
あっさり見つけていただき、感謝とともに司書課程取ってるくせに探し出せなかった自分がまあ恥ずかしかったです。
でも、この二つの経験は非常に大事なことを教えてくれました。
やはり、実践しないと本当の意味での先には進めないのです。
そして知識だけだと奇想天外なオモロイアイディアは浮かんでも、実際の経験に裏打ちされた結果生まれたアイディアには勝てないなと感じました。
これを肝に銘じて、これからまずは自分自身が最大限サービスを受ける利用者になろうと思います。
では。