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9歳長女とお金の話
娘のお金の使い方と我が家のルール
娘はお金が好きです。
かく言う私も好きです。
お金は私たちがやりたいこと、好きなことをするために必要なものですから、お金が好きだし、大事です。
娘は今年もらったお年玉を1000円だけ財布に入れ、残りは貯金しました。
それが娘の希望でした。
我が家では子どものお小遣いに関してはどんな使い方をしてもよい、としています。親としては『そんなことに使うなんて…!』なんて思うことにお金を注ぎ込みますが、それで失敗して後悔して次はどう使おう、と思うことで、お金を使うことを学んでほしいと考えているからです。
ママ友が娘をイベントに連れて行ってくれることに
先の土日、娘のバスケ練習のあとにお友だちのママが、みかん詰め放題イベントに連れて行ってくれることになりました。
私は仕事で外出していたため、娘からAlexaを介してその連絡が来ました。
わたしは『お金を使うかもしれないから、引き出しに入れていた2000円を持って行っていいよ。念の為に多めに2000円だけど、使っていいのは1000円だからね』と言いました。
娘はわかった、と言っていました。
みかんを持って帰って満足の娘と不信感を抱く私
夕方娘がママ友に送ってもらって帰ってきました。
袋にみかんを10数個入れてご満悦の様子。
娘は「みかんは1000円で、みんなでクレープを食べたから500円使った。1500円使ってしまった」と言っていました。
その時私としては、『イベントで1000円は結構高い。それにしてはみかんの量は少ない気がする』と不信感を抱きました。
みなさんならこんな時どうしますか?
嘘をついているかもしれない娘。そのままにしておく?
疑惑を追及、予感的中
わたしは次の日ママ友にお礼をしながら、『詰め放題って1000円だったんですか〜?』となんとなく聞きました。
すると、「500円だったよ〜」と。
やっぱりな、と思いました。
本人に話を聞くと、お菓子を買ってしまったとのこと。
学校に行く前に思い出して話してしまったので、ゆっくりと話せませんでした。
お金を渡したあとは、帰ってからすぐにどんな使い方をして残金を一緒に確認した方がよいな〜と反省しました。
嘘に゙嘘を重ねる?
今日の夜、バスケの練習から帰った娘と夫と私で話をしました。
娘いわく、
「お友だちが何かを買おうとしたけれど、お姉ちゃんが財布を持っていて、お姉ちゃんは別行動だったのですぐお金を出せなかった。だから500円を貸そうとして渡したけれど、そのママに(お金は貸さなくて)大丈夫だよと言われ、そのままポケットにしまった。それを忘れていて、次の日ポケットに500円入っていたからそれでお菓子を買った」
それを聞いて私は、
『みかんに500円…クレープに500円。ここまでで1000円使い、残りは1000円札のはずなのに、ポケットに500円?それは辻褄が合わない』
と考えました。
1つの嘘を許してもらおうとして、また嘘をついているのか…!
と娘を更に追及しました。
わたしの猛追の圧に耐えかねた娘は、また嘘をついたことを認めたのです。
信じてあげられなかった母
『また嘘をついた…間違ったことをすることは仕方ないが、嘘をつくのはやめよう、とさっき話したばかりなのに…』と娘に怒りと落胆の気持ちが湧き上がる私。
『大人は計算を速くできるから嘘をついたらすぐわかるんだよ。また嘘をつくなんてとても悲しいし、あなたを信じられなくなる。これからお金を渡すことはできないし、そんなお金の使い方をしないと友だちと遊べないなら、しばらく遊びに行くことを認められない』
と話しました。
それを聞いていた娘は、
「友だちにさっき(お金を貸そうとしたこと)のことは確認してほしい。
本当のことだから。もう母ちゃんに怒られたくないから、違うけど嘘をついた、って言ったんだよ。クレープを先に食べて、みかんの前にそのことがあったから500円あったんだよ」とポロポロと涙をこぼしながら話しました。
『あ、それもあるか』
と計算を速くできるはずの大人はすぐに自分の過ちに気づいたのでした。
友だちづきあいのためのお金の使い方の再考
こうして私は自分の過ちを認め、娘に謝りました。
でも、こうやって友だちと遊びに行く度にお金を渡していると、意外と娘のために使っている金額が多くなっているのは事実。
お小遣いは月300円の我が家。
物価高の昨今、この金額では娘も友だちづきあいが難しいのか?
1000円くらい必要なのか?
など考え、話しました。
すると夫は
「俺は300円でいいと思う。お金がないと遊べないなんておかしい」
と娘に話しました。
『確かに…私も小さい頃は遊ぶ度にお金なんて使わなかったよな』
と冷静になることができました。
そして本人も月300円で大丈夫、と言いました。
お金で失敗することと学び
そんなこんなで、今回の我が家の問題の話し合いは終わりました。
娘は嘘をついてお金を得ることで、自分も親も悲しい思いをすることを学んでくれたかと思います。
さらに、嘘をつくと相手の信用がなくなり、今までできていたことができなくなるかもしれない、ということも学びました。
親がここまで子どものことをコントロールすることに批判を受けるかもしれません。
ですが、私たち夫婦は子どもが失敗したことから学んでそれを自分の人生に活かしてほしいと思っています。親がいなくても子どもたちが自分で生きていけるようになってもらわなければなりません。
そのために子どもたちが聞きたくないような話もするが、学ばないといけないことだと理解してほしいと切に願います。
2週間前に買っていた本
![](https://assets.st-note.com/img/1737385374-xqT92oQFPS6JObBmYANd5hav.png?width=1200)
お金のこと、私もわからないことだらけです。
子どもたちと一緒に学んでいかないといけません。
子どもたちからも日々多くの学びを得ています。
人生一生勉強ですね。
それでは、また!