domestic helpers=家政婦 | 教科書に出てこないニュース英語 《韓国の公共放送から》
韓国の公共放送局韓国放送公社KBSの国際版、KBS WORLDで2024年8月5日に配信された記事の見出しで使われていました。
'domestic'は、少なくとも高校の教科書には出てきますが、'domestic helper'という語として取り上げました。
◾️'domestic'を辞書で引くと
下にあるように、身近な語に使われます。名詞の使い方があるのは知りませんでした。「召使い」「夫婦間のけんか」などという意味もあるのですね。domestic~の、〜の部分をあえて言わない、というような心の働きでしょうか。
日本語でもカタカナの「ドメスティック・バイオレンス」が一般的な語として使われています。また、空港にあるInternational(国際線)/Domestic(国内線)の表示に見覚えがある人は多いのではないでしょうか。
◾️家政婦を雇うのが一般的な国は意外と多い?
今回の記事によると
…とあり、
家政婦を雇うことは一般的だったが、
国内の労働力が減少し高齢化社会が進む中で、サービスのコストが上昇しているために、
外国の労働者を使えるようにする
もののようです。
そういえば、韓国の映画『パラサイト 半地下の家族』でも家政婦として主人公の母親が働いていました。
この映画の舞台はお金持ちの家でしたが、普通の家庭でも家政婦に家事や育児を依頼することは一般的なようです。
次の記事では、「韓国の乳幼児の子育ては今や、朝鮮族やフィリピン人の家政婦さんの手にかかっているというのが韓国の現状です。」という発言がありました。
また、
シンガポールでは
「…中でも各家庭で介護・育児・家事全般をこなす、日本で言うところのメイド(Domestic helper)は実に6家庭に1軒ほどの割合で利用されており、シンガポール人の共働き家庭を支えています。」という記述がありました。
6家庭に1軒は、日本と比べるとかなり多い印象です。
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共働きと育児をどう両立させるのか、日本では「育休・保育所・学童」が現在の制作の主流ですが、そうでない国もあることを知りました。