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ウインターブルー。映画のタイトルでも、本のタイトルでもないよ。

昨日初めて知ったのだけれど、ウインターブルーっていうのがあるらしい。
言葉的にはすごく綺麗な感じを受けたのだけれど、実際には、なんにもやる気が起きなかったり、いっぱい眠ったり、炭水化物とかチョコレートとかを無性に食べたくなったりして、食欲の抑制が効かない人もいるらしい秋から冬にかけて出現する症状のこと。
欧米ではちゃんとした病気で、最近は日本でもうつ病の仲間って認識されてるっぽい。
日照量が関係しているらしく、お日様によって作られるセロトニン(有名な幸せホルモン)が減っちゃうことが原因らしい。

だからと言って、南の国だったら平気でしょってこともなくて、曇りが多いんだったら南の国でも発症するんだって。
日照時間ではなくて、日照量が関係する。

炭水化物を沢山食べると、脳内のセロトニンを増やす作用があるから、セロトニンが減った状態を埋めようとして、無意識に甘いものなんかを沢山食べたくなっちゃうんだって。そうすることで脳内のセロトニンを増やして自分なりの穴埋めをしちゃうらしい。
食欲の秋ってうのも言い得て妙だったんだ。
この時期過食に走るのは、自分が弱いせいではないらしいです。

セロトニンを増やすには、炭水化物を食べる他に(今まで生きて来て何回聞いたかわからない)規則正しい生活とか、もちろん直接光を浴びたりとか、ジョギングなんかの軽い運動(これも何回も聞いてるね)でもいいらしい。

おまけに光を浴びることで、メラトニンっていうホルモンが出て、これが安眠をもたらしてくれる。
朝起きて、目に光が入るとメラトニンの分泌が止まって、日中は出ない。
それで、大体15時間くらいするとまた分泌され初めて、眠くなるんだって。
朝起きても暗い部屋で過ごしてたらダメで、とにかく日光を目に入れないとダメらしい。おまけに電球とかの人工の光では明るさが足りないって。へぇ。

でも、お日様ってすごい。っていうかお日様と人間の関係がすごい。
怖くない?
あんなに遠くにあって、なんだか当たり前に見えたり隠れたりするお日様が、地球にも人間にも、動物とか植物にも、こんなにも影響を与えてるなんて。
っていうか、あれか、人間とか他の生き物とかが出てくる前から、地球にはお日様の影響があった訳だから、その後に湧き出てきた私たちには、自ずとその先にあった関係性に従わなくっちゃいけない部分があって当たり前なのか。
そう考えると、人間もその辺の草とかとあんまり変わらないレベルなんだなって思う。ちょっとばかり考える力みたいなものがあるから、複雑っぽく見えちゃったりするけど、要は日当たりが良くなかったら枯れちゃったりするのと、あんまり変わらないね。

いや、最近、なんだかお菓子いっぱい食べちゃいたくなるし、眠いし、よーしやるぞって気合い入れないと、なんだかなー、アガんないなあってなってたから、その記事を見て、おーこんな言い訳があったか!って、私が悪いんじゃないんだなって気が楽になったっていうか、無理矢理そういう事にしちゃえって思った次第。

でも、お薬を飲まなくちゃいけないくらいの人もいるらしいから、言い訳に使っちゃったりしたらそういう人に申し訳ないね。

私は、ちょっとやる気が出ない、夕方になったら眠くなっちゃう、ただのお菓子好きです。

でも、実際、最近なんかねえっていう人がいたら、朝起きたらバシッとお日様に顔むけて元気な声で「おはよーっ」て言って、お昼間もガンガンにお日様を浴びて、公園とか走り回って、それでも足りなかったら、ちょっと甘いもの食べて見ると、いい感じにぐっすり眠れて幸せになれるかも。

ウインターブルー。
綺麗な響きだけど、結構、厄介ね。
なんかそういうのって、なんでも名前にブルーがつくんだな。
ブルーも災難だな。
綺麗なのにね。

トップの青い絵は、日本の版画家「清宮質文」の作品「蝶ー夢の中に」
大好きな作家の1人。
好きすぎて上手く書けないかもしれないけれど、いつかこの人の事も書きたいな。
その時は
「こいつ一応、真面目なことも書けるんだな」って読んでやってください。

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