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ドルが紙切れになるだって?

2023年4月14日付けのニューヨーク・タイムズのコラムでクルーグマンがびっくりするようなことを言っていた。アメリカでハイパーインフレが起こり、ドルが紙切れになると極端なことをいうメールが、クルーグマンのメールボックスに溜まっているのだそうだ。

ハイパーインフレで通貨が紙切れになる、なんてどこの日本の悲観論者の話かと思った。アメリカにも極端な破綻論者がいたなんて驚きです。

もちろん、クルーグマンはそういうことは起こらないだろうし、ドルが基軸通貨じゃなくなってもそれはそれでアメリカ国民はドルを使い続けるだろうと冷静に言っている。ただ、債務上限問題はドルの価値に影響与えるかもよと一言釘を差してコラムは終わってもいる。一捻りあるわけだ。

僕が個人的にびっくりしたのは、ポンドが基軸通貨から転落する話で、ヴェルヌの『八十日間世界一周』の話を例に出していたこと。いや実はちょうど読んでいたんですよ、『八十日間世界一周』を。

こういう偶然の一致ってびっくりしますよね。ユングの集合無意識は存在するのかもしれない。なんの予兆なんだろう?

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