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kurotetu5629
スーザン・ソンダク
スーザン・ソンダクの『反解釈』ちくま学芸文庫を読み終わった。スーザン・ソンダクがその批評家としての名声を確立した批評集である。
一つ一つの批評は短い文章で読みやすい。
スーザン・ソンダクはよく切れる鋭いナイフのようだ。どんな果物も美味しく切ってしまう。
批評のうち、『反解釈』は、人は目に見えないものを解釈しようとするが、そうではなくて目に見えるものにこそ真実があると逆転させてみせる。
『ハプニング』についての批評は、現代では「パフォーマンス」とか「パフォーマンス・アート」といったジャンルについて。
『キャンプ』については、現代ではあまり使われなくなった概念について紹介している。『キャンプ』という言葉は北村紗衣が文章で使っているのを最近見かけた。
『キャンプ』って言葉使ってみようかな。