鬼滅の刃に見る死生観~愈史郎
「人に与えないものはいずれ人から何ももらえなくなる。欲しがるばかりの奴は結局何も持っていないのと同じ」
鬼滅の刃17巻146話「誇り」愈史郎
人に与えることを仏教では「布施」といいます。布施には、法施と財施があり、法施は、仏教を教えること、財施は、お金を与えることと思われがちですが、お金でなくても、人に幸せを与えることができる「無財の七施」というものもあります。(無財の七施については、またいずれ書きます)
情けは人の為ならず
といいますが、これは、情けをかけるとその人のために良くない、という意味ではなく、人にいいことをすると、まわりまわって自分に返ってくるという意味です。なので、仏教では、三輪空と言って
「自分が、誰かに、何かをしてあげた」
を忘れなさいと言われます。誰かに何かをしてあげた、と恩にきせるのではなく、自分も知らないうちに誰かに助けてもらってるかもしれないから、それを忘れないように、ということですね。
鬼である愈史郎がそんなことを言うなんて、元々とてもいい人間だったから、鬼になっても、人を助けるんでしょうね。
鬼滅の刃のセリフは、心にしみる名言ばかりです。
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終活って、ひとりでやろうとすると、途中で挫折したりします。趣味:終活って言ってる終活プロデューサー(終活P)の私を頼ってください!多分お役に立てると思います。