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31.【ひとりっ子の私と親の終活】86歳認知症の父の言ってたことが正しかった。母の手術日は昨日ではなく今日。私の方が間違っていた。思い込みはほんとに危険。

87歳入院中母と86歳認知症父とひとりっ子の私の終活話。昨日、同じことを何度も聞く86歳認知症父のことをあれほどボヤいてたのに↓

なんと、認知症父の方が正しかったという、まさかの大どんでん返しが!

昨日5月23日は、母の手術予定日でした。
でも、父は何度も、「手術は5月24日だ」と言い張るので、「はい、はい。」と軽くあしらい、何なら、「腹を立てずに冷静に対応する私って、すごいやん。」と自画自賛までしてたのに、

認知症だから覚えていない
認知症だから何度言ってもわからない
認知症だから聞いてない

と内心嫌気がさしてバカにしていた私が間違っていました。

手術日は、5月24日。今日だったのです。

認知症の父の方が正しかったのです。


それが分かったのが、昨日の晩御飯の時。
いつものように父に歩いてわが家まで来てもらって、ご飯を食べてたら、

父:「やっぱり、お母さん、今日手術してなかったで」
私:「病院行ったん?」
父:「お母さんから電話かかってきて、持って帰って欲しいものがあるっていうから病院行ってきた。」
私:

「ちょっと待って。なんで?手術は23日木曜日って、何度も聞いたで。」

急いで、5月18日土曜日に術前説明を聞いた時の音声記録を確認してみる。1時間聞きなおしたけど、日にちのことは言ってなかった

5月13日月曜日に外科の先生の診察時の音声データを聞いてみた。ここでは、確かに「じゃあ、来週木曜日に手術をするために、今日は入院していただいて経過を見た方がいいですね。」と言っている。
来週木曜日は、5月23日のこと

なんで?どうなってる?
外科の先生の後に話した、内科の先生も手術日は、来週木曜日ってはっきり言ってる音声データがある

え?ここだけ時空が歪んでる?
ワープ?

もう意味が分からない。これはダメだと思って、18日の術前説明の時に大量にサインした書類を出してきてみたら、なんと、

(手術予定日6年5月24日)

と書いてあるではないか。

ぽっかーん。

放心状態で、術前説明の日のことを思い出してみた。
とても詳しい説明を、ふんふん、と聞いていたのは私で、父は横で、ずーーーーーっと下を見ていた。
机を見ていた。
その目線の先にあったのは、あの書類。そう、手術同意書。

この書類をジーっと見ていたのだ。だから、その後この書類を私が持って帰っても、父の頭の中にこの数字が残っていたのだ

よく見ると、この24という数字は、

最初に23と書きかけて、無理くり24と書いているのではないか。


ということは、

手術日が23日から24日に変更になったということでは?

術前説明をしてくれた外科の先生は、初めてお目にかかる先生だったので、

当然、手術日が23日から24日に変更になったことを、私たち家族が知っているだろう。」

という前提のもと、特に日付について確認せず、お互い知っている前提で話が進められていたのではないか。

この

(手術予定日6年5月24日)

という記述を完全に見逃していた、違和感すら感じなかった私の決定的なミス。

認知症だからって、何もわからないわけじゃないのだ。
ちゃんと父は理解していたのだ。
印象の強いこと、衝撃的な事は、認知症でも、ちゃんと覚えているのだ。

ああ、思い込みって、何も見えなくなる。
ホント怖い。
違和感感じたら、すぐ確認って、いつも講座で話してるけど、違和感すら感じなかった。

ただただ反省。

これまでのお話は、こちらのマガジンで読めます。



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終活プロデューサー(終活P)🌻終活とは終わりを意識して生きること。池原アニー充子
終活って、ひとりでやろうとすると、途中で挫折したりします。趣味:終活って言ってる終活プロデューサー(終活P)の私を頼ってください!多分お役に立てると思います。