106.ストップ!介護離職。今こそ「親不孝介護」を読んで欲しい~全集中★エンディングノート講座
こんにちは。終活プロデューサー(終活P)の池原充子です。
現在、87歳がん手術後入院中の母と86歳認知症父の看護と介護にバタバタしているひとりっ子の私にとって、今、一番必要なことが書かれている本「親不孝介護」(NPO法人となりのかいご代表理事川内潤 著)が、目の前にあります。
親の介護のために、離職する。
介護が必要となった親を呼び寄せる。
本当にこれが、親の、家族の幸せなのか?
この手のことで悩んでいる人は、まず、この「親不孝介護」を読んでみてください。
「仕事と介護は絶対に両立できる」
と、著者の川内さんは断言します。
この本を買ったのが4月。ちょうどFP2級の試験を控えていたので、試験が終わったら読もうと思っていたのですが、なんという巡りあわせなのか、ナイスタイミングというか、この「親不孝介護」著者の川内潤氏のオンラインインタビューに同席させていただけるという機会に恵まれ、あらためて本を手に取ってしっかり読んでおります。
あ、安藤なつさんの写真がバカでかいから、安藤なつさんの本だと勘違いしがちですが、違いますので、悪しからず。
この「親不孝介護」には、心に響く言葉はたくさんあるのですが、クリティカルヒットだったのは、
「まだ早いかな?」は、たぶん、「もう危ない」
ってことと、
自分は、介護の経営者
ケアマネは、その執行役員
という記述。この二つは、頭ではなんとなくわかっていたけど、どうしても、親の現状には、子、家族ならではのバイアスがかかってしまって、正常に判断ができないのです。第三者のプロが見れば、一目でヤバい状況だとわかるのに、家族だと、(まだ、大丈夫だろう)と思ってしまいがち。この判断の遅さが、後々に響いてくることは、今、私がまさに直面していることでもあります。
家族の介護のカギは、自分の立ち位置をしっかり決めること。例えば、「親のおむつの交換には手を出さなくていい」と言われると、「え?」となってしまいますが、それは、介護のプロの方にお任せすればいいので、家族だからこそできることに集中すべきであると。
まさに、その通り。
「餅は餅屋に任せる。素人である自分は、プロの領域には手を出さず、しっかりと陣頭指揮をとり、家族にとっての最善策をしっかり前向きに考えるべき。」
この辺りのマインドセットが、今の日本では本当にできていないと。以前、私もnoteに書いたことがあるのですが、
日本では、「親の介護は、家族がやるもの」という、確固たる思い込みが根強くあります。これは、当事者たちが思い込んでいるというより、世間体としてそのような考え方の雰囲気にのみ込まれていると言った方が正しいかもしれません。
ちなみに、著者の川内潤氏は、参議院の参考人として、厚生労働委員会でも発言されていますので、ご覧になってみてください。
よくよく考えてみれば、そもそも自分がわからないことを、ぐたぐだ悩んでも仕方がないのです。やるべきことは、
誰に、何を、聞くか?
その見極め。そして、もたもたせず、迅速に行動する。私の実家がある兵庫県尼崎市では、要介護認定は、2か月ほど要します。通常なら1か月です。4月22日に市役所に申請を出して、いまだ、父も母も要介護認定の審査には来ていただいていません。
現状、そんな感じなので、今できることを、しっかりやること。ここに集中したいと思わせてくれる素晴らしい本でした。介護でお悩みの方は、是非手に取ってみてください。
介護の希望があるなら、エンディングノートに書き残して、ご家族さんにも伝えておきましょう。もちろん介護にかかる経費は介護されるご本人の資産から、が基本です。
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