人生は宝探し あなたの人生を好転させる生き方
『あ~これ美味しくないわ』
私にとってとても身近な人が、毎日、口にする言葉なんです。なぜだろう。
この言葉を聞くたびに、『もったいないな~』と思うわたしがいたのです。
今ここにいる人たちと共に、一緒に食事ができる事で十分じゃないかと私は思うのですが、美味しいか?美味しくないか?は、彼女にとって、とても大事なことなんです。
相手の価値観を認めるということには、慣れているのだけれども、やっぱり毎日『これ美味しくないわ~。あんまりやな』と言われると、今から口にする私としては、あまりいい気分にはならないのです。
そんな時、息子が言うんです。
『〇〇は、もっと美味しいものを作りたいという気持ちがあるから、貪欲なんだよね。だから、厳しい評価をしてるだけなんですよ。すばらしいですね。』
貪欲に よりよくなるために、自己評価を重ね、挑戦しつづけていると捉えたら、いちいちその言葉も態度も、『貪欲にがんばっていらっしゃる』と思う事ができるかしら・・
時折、私自身も誰かの言葉をそのまま受けとめきれない時があるのです。
そんな時、大抵、相手への信頼が薄くなっているとき
簡単に言うと 『好き』なところよりも『あまり好きではない』が勝っている時なんだと思います。
私の思い次第で、見えるものが変わってくる。
私の思いが、相手を好きか嫌いかで、相手の一言を受けとめきれるか、きれないかが決まっちゃう気がするのです。
それだけならいい。
『なんであんなことばっかりいってるんだろう』と、愚痴や不満を言わなくちゃならなくなることに繋がると、すんごく自分の心がいや~な気持ちに支配されてしまう。
不快な気持ちになる時間はある意味もったいない時間でもあるなと感じるわけです。
人生は宝探し!!
見えないものを見つける旅にようなもの(^_-)-☆
『あまり好きじゃない』ところが増しているならば、『いいな~』『すてきだな~』と思うところも、同じくらい探してみようと思ったわけです。
“美味しいものを食べさせたいと思ってくれているよね。ありがたい”
“料理番組をみて、メモをしている姿。勤勉なところいいな~すごいな”
“料理をすることを通して、私たちをサポートしてくれているありがとう”
“そもそも食を通して、頂いたものがたくさんある。感謝”
“自分勝手なところは否めないけれど、とてもわかりやすい人ではある”
書いてみると、いいところはもちろん感謝したいことが出てきましたね。
認めることは難しくても、そんな風に『美味しくないな~』と言い続ける彼女を許すことはできそうだ。
心を不要なもので支配されないために、時折 真面目に宝探しタイムを取り入れてみることもお勧めです。