【書評】「心のブレーキ」の外し方~仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー~
本日ご紹介するのはこちらです。
・はじめに
なぜ人は変わりたいと思ってもなかなか変われないのか?変わるためには、行動できる自分になるにはどうすればいいのか?ということについて、科学的に解き明かした一冊です。
まさに、変わろうと思っているのになかなか変われないと思っている人、行動すべきとわかっているのにその一歩がなかなか踏み出せないという人、あるいは一歩は踏み出せたけれどもそのあとやる気やモチベーションが長続きせず、結局3日坊主に終わってしまいなかなか現実を変えられないという人などに、是非とも読んでいただきたいです。
・内容紹介
本書では「潜在意識」の仕組みにフォーカスして、人が変わるための方法を説明していきます。人が変われないのは決して意思が弱いからでも怠け者だからでもなく、潜在意識の仕組みが人を変えさせないようにできているからだと本書で説明されています。
禁煙がなかなか成功しない理由、マリッジブルーに陥ってしまう理由も、その潜在意識の仕組みが原因だということです。そして、その仕組みから抜け出して自分を変えるための方法、三日坊主で終わることなく継続して行動し続けるための方法について本書から学ぶことができます。
なぜ、人は変われないのか?その答えについて、本書では潜在意識の「現状維持メカニズム」にあると述べています。潜在意識が現状を維持させようとするから、新しいことをしようとすると不安を作り出したりして行動させないようにするのであると。
だから、人が変わるための具体的なアクションとしては、「潜在意識に気づかれないくらいの小さな一歩から初めてそれを繰り返す」ということになります。そうすることで、次第に「小さな変化を起こすこと」が潜在意識にとっての「現状」になり、新しいことに取り組むのが全く苦でなくなり、行動し続けられる自分になれるというわけです。
・著者について
著者の石井裕之さんはセラピストとして活動されている方ですが、この潜在意識の仕組みを解き明かし、それを利用して行動できる人間になる具体的な方法を提唱したことによって、多くの人の人生を変えてこられた方です。
・まとめ
世界中の成功者たちもこの潜在意識の仕組みを本能的に理解しているからこそ、常に自己成長を続けて結果を出し続けられるのではないかと思います。この本を読めば、自分を変えることはそんなに難しいことではないと感じられるはずです。
また、本書の最後にはこれからはじめの一歩を踏み出していく人たちにとって勇気付けられる言葉も掲載されています。ぜひ多くの人に手に取っていただいて己の人生を変えるためのスタートを切ってほしいと思います。