「なぜなぜくん」と「そのままくん」
こんにちは、はまじんがーです!
今回は、細谷功さんの著書『「Why型思考」が仕事を変える』がたいへん面白かったのでこちらをご紹介いたします。
Why型思考とは何か?
本書のタイトルになっている「Why型思考」とは、文字通り「なぜ?」と考えることを言います。
もう少し詳しく言うと、事象を表面的に受け取るのではなく意図や背景まで掘り下げて考えることです。
例えば、上司から何かを依頼された時。
言われたことをそのままやるのではなく、
「上司はなぜその依頼を自分にしたのだろうか」
を考えて、その上で自分なりに工夫をしてみたり必要とあれば依頼主の上司に対して
「もし、〇〇という目的なのでしたら、こうした方がよいのではないでしょうか?」
という、当初の指示内容とは別の手段を取ることを提案してみたりするのがWhy型思考の特徴です。
以下に、why型思考の特徴を整理してみました。
<Why型思考の特徴>
・相手の意図を読んで行動ができる
・臨機応変に行動することができる
・クリエイティブな発想ができる
Why型思考の対極にあるのがWhat型思考
背景や意図まで踏み込んで考えるWhy型に対し、それとは対極にあるのが「What型思考」です。
What型思考の特徴は、こちらも文字通り「何をやるか」という部分を重視することです。つまり、Why型思考の持つ「なぜ」の視点がありません。
そうすると、言われたことをそのままやることになります。
むしろ、それしかできません。
What型思考の特徴をざっくり整理すると、以下のような感じです。
<What型思考の特徴>
・他人から言われたことしかできない
・臨機応変に行動することができない
・相手の意図を取り違えて方向性を誤る可能性がある
「Why型思考」と「What型思考」、どちらが望ましい?
Why型思考とWhat型思考について紹介してきましたが、果たして望ましいのはどちらでしょうか?
まあ、書籍のタイトルにもある通り前者が望ましいことは言うまでもないことではありますが、What型思考がうまくいく時代も一応ありました。それがいわゆる行動経済成長期の日本。
特定のプロダクトを均質に大量生産することが必要な時代においては、知識を詰め込むことで予め決められた答えを素早く導き出せる人間や、上からの命令を疑いもなく実行するマニュアル人間が求められていました。
しかし今はその状況が大きく変わり、激しい時代の変化に臨機応変に対応することや、「答え」の存在しない状況で自分で考えて「答え」を出すことが求められています。
そんな時代をうまく生きて行く上で必須となる「Why型思考」のエッセンスをぜひ本書から学んでみてください。
今ならkindle unlimitedで無料ですので、ぜひお気軽に手に取ってみてくださいね!
今回の記事は以上です。
お読みいただき、ありがとうございました!