「今の自分にあるもの」に感謝を。
たとえば、通勤・帰宅途中の電車の中。
週末に資格試験の勉強をするために足を運んだフードコートやファミレス。
幸せそうな家族が周りにいるのを見かけると、微笑ましく思うと同時に、自分の心に影が差しているのを感じたりもする。
———わたしには、凡そあったとは言えないものだから。
だけど、“ないもの”ばかりに思いを馳せていても、辛い気持ちに苛まれるばかりだから。
“自分にあるもの”に目を向けて、それらに感謝して過ごしたい。
たとえば、人間関係に恵まれた職場。
頭痛に悩まされることも多々あるけれど、外に出て働くことができるくらいには健康な体。
至らないところも多いわたしと一緒にいてくれる、大切な人たち。
今挙げたものの中には、かつて“ないもの”だったものもある。
けれど、今のわたしには“あるもの”で、わたしにとって健全に楽しく生きていくには欠かせないもの。
そんな“あるもの”たちに「ありがとう」の気持ちを持つことができたら、幾らか前向きに過ごすことができる気がするから。
こういう気持ちを忘れずにいられたらいいなと思う、週末の午後。