CINEMAレポvol.16 「ブルー きみは大丈夫」(2024年)
ライアン・レイノルズとジョン・クラシンスキー監督がタッグを組んで制作したファンタジー映画。子どもにしか見えない不思議な存在、イマジナリー・フレンド、通称IF(イフ)たちと孤独な少女・ビーの交流が描かれています。
邦題は「ブルー きみは大丈夫」ですが、タイトルになるほどブルーがメインというわけではなく、原題の「IF」のとおり、IFたち全体のお話でした。
ブルーはあくまでもきっかけで主軸はビーという女の子の話だというのを念頭に置いて見ると良さそうです!(予告見るならオリジナル版の予告も見ておくと◎)
TOHOシネマズの幕間映像のインタビューで「ピクサーの実写版をイメージで制作した」と応えているのを見てから、公開を楽しみにしていたんですが、ピクサーをイメージしているだけあって、多幸感たっぷりで夢たっぷりのシーンが詰まったザ・ファンタジーな物語。ラストはベタだけどグッとくる展開に涙してしまい、ファンタジー映画の魔法を感じました!
物語の設定や描写にやや浅さがあって、はてなが浮かぶシーンも多かったけど、作品の雰囲気はとても好きな作品でした。ビーやカルの部屋の内装、ロケーション、衣装とか、ビジュアルを作る要素が素敵でよかったな〜。
作中では、子どもたちが大人になったことで忘れられてしまったIFたちが奮闘するんですが、みんなそういう存在がいる(いた)ものなんでしょうか?
わたしはぬいぐるみに名前をつけて過ごしていたのは覚えているんですが(それはトイ・ストーリー。笑)IFの思い出をまったく思い出せず。
だからこそ、もしも子どもの頃に自分にもIFがいたら、緊張しいで人見知りな子どもだったわたしには強い味方だったろうな〜!なんて想像ができたのもとても楽しかったです。
そういう想像をさせてくれて童心を思い出せるのはファンタジー映画の醍醐味ですよね…!
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