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リジェネラティブ農業

リジェネラティブ農業って知ってますか?
自然の力を利用して、むやみやたらに土を痛めない。自然と人間の共同作業で土を回復させ、豊かな未来を作る。そんな農業なんです。

動物たちと土づくり

冬になるとあちこちで、土が盛り上がってるところがあります。モグラです。
モグラは土が固いところを選んで掘り進み、土の中に空洞を作ってくれます。耕してくれてるんです。本人からしたらミミズや幼虫を食べてるだけなんでしょうけどね。
またあるときには、別の動物が荒々しく土をほじくり返していました。猪です。
猪は水の流れが滞っているところを掘ってくれます。少し掘るとそこはだいぶ湿ってる。その教えのままに茂みになっていた草を刈り、農場の周りをスコップで一周溝を掘ってみる。
畑の水捌け格段に良くなりました。
このように自然界の動物達の働きと教えに人間が気づいて、土を作ることがリジェネラティブ農業だと考えています。

無肥料で花の栽培

花の種類はひまわり、コスモス、百日草など肥料が少なくてもよく育つものを選んでいます。
これらの花は肥料が多すぎると大きくなりすぎて規格外となることがあります。
雨の降りそうな前の日に種を蒔く。芽が出て周りの雑草が邪魔してきたら刈り取り、敷いて土をカバーする。花が咲いたら収穫して出荷。種取り用の株も残しておいて種を取る。花を収穫し終わった花殻や茎は土に還して肥料にする。取った種をまた蒔く。すべて循環しています。

自然の中に身を置く

畑の中には色んな雑草が生えて、その雑草達が土の状態を教えてくれます。スギナが多いと酸性土壌、カラスノエンドウなどの豆科は根粒菌で土に栄養をあげようとしてくれる。
風の向き、土の温度、季節の日当たり具合、虫の種類、動物の足跡。自然を観察していると何をしたら良いのか見えてくるんです。
 
自然との共生。リジェネラティブ農法で花の栽培。僕たち人間も自然の一部となり、未来の地球のためにやれることから始めていきます。




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