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プチドラマ感想文│『HALO』

頭が痛いし腰も痛い。喉はイガイガして鼻はムズムズする。ただし熱は無い。この症状は一体何なのか。それがわかったところで治るわけではないので、考えても仕方ない。熱も無いし。

そんなこんなでドラマ『HALO』をシーズン2含め全て観終わった。途中でウトウトしたり熟睡したりしていたので、ストーリーが把握しきれていない。『スター・ウォーズ』かと思ったら『マッドマックス』みたいでもあって、しかも終盤にはゾンビモノになって忙しい。恐らく原作に寄せた一人称視点の戦闘シーンは臨場感とゲーム感が入り混じる独特な出来栄えとなっていたが、「クワン・ハ」絡みのシーンは全体的にダラっとした印象であり、登場する度に集中力が途切れる。

海外ドラマあるあるの、複数の話が同時進行して散らかる現象には慣れている。しかし、「シルバーチーム」以外の部分がヘナヘナで、緩急の差が開きすぎている。

そもそものキャラクター像が曖昧な「クワン・ハ」、結局何がしたいんだかよくわからない「マキー」、どうも緊張感に欠ける「ソレン」とその家族など…。これらが原作通りなのであれば、今後の展開次第ではカッチリした話になったのかも知れない。打ち切りなのが悔やまれる。

「カイ」と「ペレス」の話などは、戦闘も多くて楽しく観られた。もっと活躍する場面を観たかった。満を持して「マスターチーフ」が登場する場面は鳥肌モノだったし、その後の戦闘も見応え充分だ。それらを支える効果音も素晴らしく、特に宇宙空間での無音に近い状態や、「コルタナ」が直接語り掛ける演出などには大きな説得力があった。

「コルタナ」は段々と良いキャラクターになっていき、成長を見守るような感覚でも観られた。特に「ジョン」を導いて扉を開けていくシーンの頼もしさには嬉しくなってしまった。残念ながら私のWindowsでは活躍した試しがないし、そもそもオフなっているが、一度くらい使ってあげようかな、という気分にもなった。多分しないけど。

『HALO』の原作については、TPSでリメイクされればプレイしてみたいが、望みは薄いだろう。せめてドラマは完結して、ゲーム未プレイの人間でも世界観に浸れるくらいのものにはしてほしかった。ドハマりする程ではないにせよ、打ち切られるには惜しい作品だった。

体調と(シルバーチームの)隊長をかけたウマいオチを考えていたが思い付かない。体調が悪いので諦めよう。隊長は悪くない。

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