おはようよねちゃん、恋愛を語る。

えー、恋愛とは……。


(知りません。)


仕切り直します。


恋愛とは、ノリと勢いばかりではありません。その人らしさです。その人が、ノリと勢いの人ならば、ノリと勢いで良いでしょう。しかしながら、その人が、のんびりと考えすぎの人ならば、のんびりと考えすぎるのが良いでしょう。


「ありのままで」という言葉があります。響きの良い言葉ですね。これには二つの捉え方があると思います。

一つ目は、何もせず努力せずただあるまんまにいるという状態です。
例えば、TPOに合わせた服装やお化粧をしないとか、教養を磨かないとか、心をより良く保たないとか、そういうとき、そんな時に「ありのままで」と言うと、首をかしげられます。イマイチです。

二つ目は、努力もして美しい身も心も磨いているときに見え隠れするその人がもっているありのままの素地です。
例えば、何気なくマグカップを置く動作ひとつにその人の優しい気持ちが見え隠れするときや、周りに必死に合わせて協調性をとろうとしているけれども本当は大好きな推しについて大切に思っているとき、そんな時には「ありのままで」を大切にしてほしいと心から思います。


たとえば、日ごろのんびりと考えすぎな人が、恋愛はノリと勢いだと思って仮面をかぶったとします。

たとえば、日ごろ野球が好きな女の子が、野球が好きであることよりも、周りの子がよくするような話題(?)をしようと仮面をかぶったとします。

仮面をかぶったまま好かれたとして、それは仮面をかぶった姿に惹かれたのではないですかー? と思います。ずっと仮面をかぶって生きていきますかー? と思いませんか?


もし、仮面の姿が好きだという人なら、仮面が取れかけたとしたら、振るかもしれません。
しかしもし、その仮面から滲み出るその人らしさに惹かれてくれた人なら、きっと仮面が取れかけたとしても、そのまま愛してくれるかもしれません。


この違いはどこからくるのでしょうか。3つに分けて考えてみましょう。

1、まず、自分自身の素地、これは万人にとってかけがえのないものですので、すべての人が持っている宝物です。

2、次に、努力して身につけた姿勢や教養や思いやり、これらは意志をもって手に入れた人にあるものと思います。

3、最後に、仮面、これは表面的なもので、良い面までも隠してしまう事があります。


初めて会った人は、3の仮面を見がちです。
親しくなると、2の教養も見えるようになるでしょう。
愛情があると、1の素地を大切に思ってくれるでしょう。


たとえば、日ごろのんびりと考えすぎな人が、恋愛はノリと勢いだと思って仮面をかぶったとします。
初めて会った人にノリと勢いの人だと思われていて、親しくなるとよく考えるのんびりしてほっとできる人だと気づかれることになります。

たとえば、日ごろ野球が好きな女の子が、野球が好きであることよりも、周りの子がよくするような話題(?)をしようと仮面をかぶったとします。
初めて会った人に周りの子がよくする話題をする人だと思われていて、親しくなると野球が好きな人だと気づかれることになります。


蓼食う虫も好き好きとかよく言います。ノリと勢いが好きな人もいれば、のんびりとよく考える人が好きな人もいます。周りの子がよくする話題を知っている人が好きな人もいれば、野球が好きでキラキラと目を輝かせている人が好きな人もいます。

ですので、仮面はかぶるとしても、自分に合った素敵なものをかぶるといいと思います。自分の良さや、自分の本当は好きなもの、それを隠さないで引き立てるように、自分を少し飾ったりしても良いのではないでしょうか。

と、思いました。


もし、仮面の姿が好きだという人なら、仮面が取れかけたとしたら、振るかもしれません。それは、仮面の浅い部分しか見てくれなかった人か、仮面の下のその人らしさの所が自分とは合わないなと思ってしまった人、だと思います。
一般に、うわべや表面的にしかみないことは多いです。仕方のないことです。

しかしもし、その仮面から滲み出るその人らしさに惹かれてくれた人なら、きっと仮面が取れかけたとしても、そのまま愛してくれるかもしれません。それは、仮面よりも深い部分を見てくれた人か、仮面の下のその人らしさの所が自分と合うなと思ってくれた人、だと思います。
その人はとても貴重な人です。ぜひ、大切にしましょう。



ということで、私の結論は、ありのままな素地や努力して身につけた教養などを素敵に引き立てるような、自分に合った仮面を身につけることがおすすめです。そして、素地を見つけて愛してくれる人は大切にしましょう。


あ、私もまゆげ描かなきゃ……!
あ、それから、主人と出会えて感謝しています。


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