よみがえる江戸の化粧-紅の艶めき-
玉虫色の輝き。
それは純度の高い「紅」が持つ本当の赤の世界。
日本伝統の「紅」の文化を、十六夜の月に照らされる国指定名勝 立花氏庭園を望む幻想的空間で体感する。
本日は6月26日(土)限定の、イベントのご案内です。
□ご予約ページをご覧になられたい場合はこちら
みなさまはこの玉虫色に輝く美しい紅を
ご覧になられたことがございますでしょうか。
さかのぼること江戸時代に花開いた紅化粧の魅力。
玉虫色に輝く唇は、江戸時代の女性のあこがれでありました。
この玉虫色の紅は、紅花の花びら1本に1%のみ含まれる真っ赤な色素のことです。ただ、見ての通り紅花は黄色。その中のたった1%の赤を取り出すのです・・・
そんな貴重で不思議な紅ですが、この紅花色素のみで作られる紅の伝統工法を今も受け継いでいる紅屋は伊勢半本店様のみ。この世に残された唯一の技術です。
今回はそんな今も生きる歴史である伊勢半本店様の「小町紅」を現代につなぐ「紅ミュージアム」様と、同じく江戸時代より始まった歴史を、今に受け継ぐ立花家史料館と柳川藩主立花邸 御花。
素敵なご縁をいただき、コラボとして「江戸の美の艶めき」を一夜限りのイベントとしてお届けできることとなりました。
水無月十六夜、暮れゆく御花の大広間に咲く、メイクパフォーマンスを実施いたします。
□イベント内容
江戸時代の化粧を本格的に再現。
白・黒・赤の三色で化粧をしていた時代、「利かせの色」をみることができるのは大変貴重です。
御花の大広間をバックに、暮れゆく灯りだからこその紅の美しさも楽しめます。
第1部
江戸時代の化粧書をもとに、紅ミュージアム学芸員による解説を交え、暮れてゆく光の中、町娘と既婚女性の化粧を再現。白・黒・赤の三色で化粧をしていた時代、「利かせの色」とされた紅の美しさを御覧ください。
第2部
闇が深まりゆく中、現代メークに取り入れた紅化粧を施したモデル誾千代姫と吉光の化身(史料館ミュージアムキャラクター)が登場。紅の魅力を日常に取り入れられる方法は必見です。
第3部
紅ミュージアムスタッフのお手伝いで、お客様自身にも紅化粧を体験していただき、日本伝統の色と美が奏でる豊かな魅力を体感
紅はその人の唇に合わせて発色し、含ませる水分や紅を重ねる回数によっていくつもの赤色の世界を生み出すことができます。
今回はモードに彩る紅の現代における紅のメイク技術も教えていただきますのでこの機会をお見逃しなく。
紅ミュージアム以外での実演販売は希少な伊勢半本店の「小町紅」の特別販売もございますので、是非手に入れてください。
□日時:2021年6月26日(土) 19時~21時
□会場:柳川藩主立花邸御花「大広間」
□イベントのみご参加の方はこちらから
(c)Ryoichi Toyama
主催:立花家史料館
特別協力:紅ミュージアム
共催:柳川藩主立花邸 御花