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6歳児の農作業オペレーション

幼児を連れて畑に農作業に来るのは、

2歳児を連れてスーパーに行くのと似ています。

すべてを事前に脳内シュミレーションし、

必要最低限の動線で終わらせるのです。

そうでないと、途中でアラームのごとく帰りたいコールが始まり、

私のように子どもの声に全身が耳となって反応してしまう人間は

全く作業に集中できなくなるのです。

そんなおおげさなとお思いでしょうが、

農作業は集中力がいりますし、

畑というのは意外と子どもにとっては

ヒマなのです。

子ども一人で来ると、余計です。

実は今では私も畑が好きだとか土が好きだとかいっておりますが、

父が、私の生まれた町で借りていた市民農園について行っても

大した感動もないスーンとした子どもだったと思います。

私自身、暇だったことを覚えているのです。

ほっといてもひたすら虫を追うとか、ひたすら穴を掘るとか、

興味を見つけ出す子もおりますが、

自然に対する大人の導きというのもまあまあ大事なのです。

大人が作業に没頭していると、子どもは何をしたらいいかわからないし、

実際共同で借りている農園というのは禁止事項も多いので、

好きな遊びを見つけるのも幼児一人だと限界があったりするのです。

それでも、下の子は2歳前から畑に連れ出しているので、

その成長は実感できます。

子ども一人でも随分待てるようになったし、それなりに手伝いもできるようになりました。

目を離せない人を連れていくには、畑というのは決して安全な場所ではないのです。

土の上で転んでも大体は大したことはないのですが、子どもの目線や肌には鋭利なものも意外にあります。

ほおって作業を続けることは、できないのです。

水路におちるかもしれないし、よその区画にはいっていくかもしれません。

抜く予定のない苗を抜いたりもします。

それを考えると、本当に成長しました。

で、具体的に六歳児に何ができるかというと、

指定した場所の水やりと、草引きです。

鎌はまだ持たせていません。

ブリキのじょうろに大盛で水を運べるようになりました。

繊細でないものの手作業の収穫もできます。

作業記録としての写真撮影は、むつかしいようでした。

(コレが何故か24連写)

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どこをポイントに撮影するかは、事細かに指示しないとさっぱり見当がつかないようでした。

その点、10歳を超えた上の子は私の簡潔な指示でも自分の意図をもって工夫して動けるようになったので、

私程度のゆるいオペレーターのもとでは随分な戦力になってくれています。

そんな上の子も6歳くらいではやはり同じようだったと思えば、

下の子のその先も想像しやすいです。


今日は夏野菜の苗の植え付けに挑戦しました。

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見るとやるとでは大違い。

苗をポットから抜く手本を見せても、やはり手を添えなければ感覚はわからないようでした。

手間取ってはいましたが、やる気が大事です。やる気は十分でした。


夏野菜の株間に植える極早生えだまめの種まきにも挑戦しました。

これは私が埋める場所に種を置く形でやってみました。

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子どもに教えるのに気を取られて、鳥対策を忘れました。

鳥はマメの種まきをどこからか見ていて、掘り返して食べるのです。

なのでネットをかぶせたりした方がいいのですが、

うっかりしてました。


やる方も経験が必要ですが、やり方を伝える方も経験がいります。

今日の反省を生かせば、

なんかいい指導案(学校や保育施設で使う授業などの計画書)が書けそうな気がしました。

(今度は書いてやってみようかな。)

ほのぼのとした絵に見える子どもとの農作業ですが、

私はやっと一緒に楽しめるところまで来たなあ、というのが正直な感想です。

そう、それが収穫。

嬉しいです。

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