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4月中旬の畑2022

この世は我がままにはならない。

それならば淡々と種をまく。

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時なし人参の種まき。

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時なし大根の種まき。


自分の知っていた世界がどんどん形がかわってしまう。

語る言葉を失くす。

それでも土をつくる。

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生ゴミは2021年の秋からずっと可燃ゴミに出さずに、様々堆肥化実験している。

気温があがってようやく、使える堆肥っぽくなってきた。


大麦を刈って

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藁束にする。

藁束は買うと結構高い。

マメ科のヘアリーベッチを刈り敷く。2回目。

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ヘアリーベッチは本当にいい草マルチになる。

気に入った。

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種をまいたキャベツが大きくなっている。

虫が食べてはいるが、あえてほうっておく。

菌ちゃん先生こと吉田俊道さんが

「虫は、キャベツの弱い、抵抗力のないところを食べて、土に帰している。

ファイトケミカルという抵抗力があれば、虫は食べない。」

と教えてくれた。

人間が野菜を食べる意味は、

ビタミンとか食物繊維とか有名な栄養素をとるだけじゃない、

虫にも病気にも負けない

野菜の抵抗力、命の力を自分に取り入れて、

身体を強く保つためだ。

このキャベツにどのくらい抵抗力があるのか、眺めている。

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早生の玉ねぎが倒れ始めた順に収穫が始まった。

笑われるほど小ぶりだが、しまっている。

保存は比較的効くと思う。


大小の社会の、心の、分断が続いて、

一体自分が何をすべきなのかわからなくなる。

土に立つことが唯一私の希望だったりする。

それすらもままならぬときもあるけど、

人生なんてそんなもん。

淡々と、土にまみれる。

次の種をとるために時をまつ。

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