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生贄_スケープゴードの話
アダルトチルドレンの育つ
機能不全家族では、
親の期待、親の希望、親の願い、親の世間体、
親の精神的虐待、親の育児放棄など。。
子どもは親からの影響を受けて
自分の人生を歩むのですが、
親からの影響すべてが良いものではありません。
もちろん親は子どもを愛していると思ってます
子どものためになんでもするし
子どものことを考えない日はないし
子どもを想う親なんですと
どの親も思ってると思います。
それは毒親もです。
害のある人間関係ですら、そこに愛があると言うのが毒のある人間だと私は思ってます。
先日書いた、依存症と闘う子の話。。
スケープゴードだと言いましたが。。
このスケープゴードについて少し書いてみます。
多分私自身も大人になってからイネイブラーとして他人に尽くすようになるのですが、
その『尽くす』という行為は、自分の力が必要なんですよね。
やりくり上手だったり、稼ぎだったり
人を助けると言うことはそれなりに無力ではできないことなので。。
無力だった子どもの頃。。
親にとって、兄がゴールデンチャイルド(理想の子)、私はスケープゴード(生贄)だったと思います。
親と兄には散々できない人間だと罵られて
自身も心も全く育たない時間でした。
しかし。。親や兄からしたら
それは愛のある叱咤であり、教育、躾なのです。
その言葉に傷ついているなんて言おうものなら
私が間違っていると言われるし
家族のせいにするなんてと愚か者のよう言われるし、
なんなら気のせい。気にしすぎ。
こんなことを言われていた幼い私。
今の私ならそれが心理的な虐待だとわかるし
受動攻撃なこともすぐ理解できますが。。
子どもは無理です。
謝って、反省して、いい子になるからとお願いしてでも。。その家で暮らすこと以外は
選択権がないのです。
私は大人になる過程で運良く心を認めてもらい、存在を受け入れてもらえる子どもたちと出会い、
さらに自分の好きな場所で、好きな仕事をすることができて、やっと人間らしい心を
まわりの人の力を借りながら自分で育てることができましたが。。
私の周りにはまだまだたくさんのスケープゴードがいます。
一家の迷惑者。
親の顔に泥を塗る存在。
恥ずかしい子ども。
縁を切りたい家族。
どうしようもない人間と言われ続けてる人たちがいます。
『家族に』です。
酷いと家族の数人が近所に愚痴や悪口を言ってまわっていて、
他人から『親に苦労をかけるな』『親に感謝しろ』と突然叱られる時もあります。
私も経験ありますが。。
恐ろしいことに『良かれと思って』言ってきます
有毒な人間関係となると
人は同じ行動や言動をするんですかね。。
もちろん。。アルコール依存症の友達の記事に書いた子も。現在進行形でスケープゴードです
人生半分きてる大人ですよ。
有毒な人たちは自分たちの問題に目を向けられないので、生贄を責めることで団結します。
生贄がいるからこそ。
自分たちは正義だと一塊になるんです。
生贄を盾にして正義から快楽を感じでいる状態。。
これはまた別の話になるのですが。。いじめや正義は快楽ですから。。
いじめの加害者。。少なくともいじめの自覚のない人にとっては
人を責めてわからせるというのは気持ちの良い快楽なんです。。
人間って気持ち悪いですよね。。
スケープゴードをどんな子かと簡単に言うと
家族の問題を隠すためにスケープゴードという役割をもらい、虐待に耐え続けている子どもです。
自分が悪い子でいることで
家族を団結させて
壊れることがないようにしている子。
見ているととても苦しいです。。
まず。。抜け出すには自覚です
そして自分を愛することからはじめるんですけど。。それがとっても難しいんです。
大体、かなりの白黒思考で極端ですし
思い込みというか妄想も激しく
投影やお試し行動もするし。。
何より。。悲しみや苦痛を怒りで抑圧してる人が多く、感情のコントロールができずに
突発的にカッと怒ります。
アルコール依存症をもつお友達も。。
すごく不安定です。
まだ私の声は届くので
話をすることも聞くこともできますけど
簡単には引き上げてあげられない。。
なんというか。。自分は無力だなと感じます。
それでも一度出した手はずっと出していたいし
アダルトチルドレンとして生きている自分だからこそのことが。。あればいいなと思ってます。
プロの力を借りながら、友達として、できることをしたいです
スケープゴードはみんなの邪気を一心に背負う子。
アダルトチルドレンはみんな心に大きな傷がありますが。。
目に見えた虐待やDV、ネグレクトをされている子が多いのでは?と思います。
その傷はあなたのものじゃない。。
その邪気はあなたのものじゃない。
まだ。。本人には届かないんです。
言ってますけど伝わらない。。
いつか。。アダルトチルドレンたちが。。
心に優しさや暖かさを感じてホッとできるといいなと思います。