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親への期待

アダルトチルドレンが拗らせてしまいがちなテーマの一つに『親への期待』があります。

これは言いかえれば『愛情への期待』とも言えるかなぁ。。。

期待しては傷ついてを繰り返すたびに
心をボロボロにしていってしまうし、
愛情が循環しない相手なのに
気づけば求めてしまうようなことになりがちです。

幼い時についた傷が
大人になって疼くのは
大体記憶の中の親の姿や寂しかった過去の自分を投影することで起こるのですが。。

小さなことの積み重ねなので
なかなか自分の中の拗らせな気づくのは大変な作業かもしれません。


最近私に相談をしてくれるアダルトチルドレンの彼女は、自己評価がとても低く、
今とても苦しい時期に来てるのが見て伝わっています。
その人の口は
親への恨みや怒り、
親として最低であると激しい拒絶の言葉を何度も何度も言うのですが。。

それだけ期待が大きいということで
それだけ親に気がついて欲しかったということ。。
それだけ愛情を求めているということなんですよね。

怒りは二次感情なので
その気持ちが嘘なわけじゃないんですけど
その落胆の反対側には
『本当はそんな親でも大好きな自分』
『そんな親でも愛されたい自分』を見つけてあげることが苦しいとか怒りとかを手放す一歩かなぁと思います。

相手の反応が思った反応じゃないから
自分も嫌いだし大切になんか思ってないよっていうのが怒りなんですよね。

なので、相手の反応が思った反応じゃないけど
自分は相手を大切だし
自分は相手のことが大好きと認めてしまう方が
楽になる考え方かなとおもうんです。

どうかな。。人によるのかもしれませんが。。
私は一次感情を素直に感じた方が心は軽くなるんですよね。
一次感情のほうが納得しやすいというか。。

みなさんどうでしょう。。

アダルトチルドレンはついつい
悲しいとか苦しいという気持ちを抑圧して
その場をやり過ごしてしまうので
自分の気持ちを素直に感じるとなると
気持ちがわからない。。ということになりがちなんですけど。。

大体そこには
親への期待。他者への期待が隠れているのではないでしょうか。。

苦しめてきた人が嫌い。
親が憎い。。
そんな気持ちの根っこには
その人への愛情がカチカチに絡まってるような気がします。

すごく難しいかもしれませんが。。
その期待。。認めてしまうのをお勧めします。
子どもみたいに。。
親を必要として、親が大好きな自分を。。
とても可哀想な自分を見つけたら
自分で癒しに行く感覚です。

親に代わり、大人になった自分が。。
『親を必要として、親が大好きで。
親に期待して、受け止めてもらいたい』ということ。。
何ひとつ間違いなんかじゃない
素敵な感情だってことに自分自身で気が付きにいけると
結構楽になります。

アダルトチルドレンはそんな感情も
自分のわがままでダメな感情って思い込んでるんですよね。。

確かに相手は期待通りじゃないし
なんなら嫌がらせや嫌味とかを飛ばしてくるような人間性だったりするんですけど。

でも信じて期待したいという自分の気持ちは
とっても素敵じゃないかな。。
そんなふうに感じていけると
少しホッとできるかもしれません。

私もアダルトチルドレン。。
愛着に大きな傷を持っていて
それはトラウマとして心に深く刻まれていますが、自分の素直な気持ちを自分で受け止めるということが私自身の癒しに繋がっていた気がします。

自愛がすごく大事なんですよね。
自分の想いを素直に感じて認めることが。。

自分の気持ちを自分が受け止めることで
気持ちが少し晴れていくことを願ってます。




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