徳への道は、財産への道に繋がる
「徳への道は、財産への道に繋がる」
『 世界の哲学者に人生相談 』という高田純次さんとみちょぱさんと哲学解説者の小川仁志さんが出演されている番組を観ていて、主題となったアダム・スミスの言葉。
この番組は、視聴者のお悩みに超一流の哲学者ならどう答えるのかというもの。
アダムスミス曰く、
徳と財は、別々のなようで実は一本道らしい。
「そうだったらいいなとは思うけど、説明できるの?」と前のめりになった。
お金もうけの根幹は、人助けということだった。
"助けたい"という想いで、相手のニーズがわかるから。
困っていることを察し、どうにかできないだろうかと思いやることで、人の欲するものを提供できるということだ。
そして、それが仕事に結び付けば、当然ニーズがあるのでお金が儲かる。
徳と財の道が一本になるには、利他心と利己心のバランスが重要になってくる。
そうでなくては、いずれ破綻してしまう。
今は残念ながら、多くの人がどちらかに偏っている。
「利他心を持てば儲かる」
そう国富論でアダム・スミスは言っていたそうだ。
利他心があれば、お金儲け自体卑しいものでなくなる。
利己の欲が、ちゃんと利他に繋がるのであれば。
もしお金儲けできると思ったら、それは利他に繋がるのかを考えなくてはならない。
逆に、自己犠牲的になり過ぎるのも危険だ。
利己的のみでも、利他的のみでもバランスが崩れてしまう。
中道であれ。
自分自身の人生の目的と人生自体の目的に一致するか。
小我ではなく、大我であるか。
お仕事は、人助け
皆そう考えてる人ばかりなら、平和な世の中になる。
この言葉を知っているだけでも、道を違えないように気をつけることはできる。
そう思った。