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「不登校親の会」へ行ってきた!

前回 不登校についての情報を集めることは
宝探しのようだ と書いたのだが

「不登校」の行政窓口はどこですの? | 記事編集 | note

そこで 私が辿り着いたのは
「不登校親の会」であった

フリースクールに通う親が主催

その親の会は 見学を予定していた
フリースクールに通っている親が中心となっている
「不登校親の会」であった

このフリースクールは
20年程前に立ち上がったのだが
年下の妹が 学校に通えなかった時期があり
そのことからも ここの存在を知っていた
自分の子どもが不登校になり それによって
またここへ 辿り着くとは 考えも及ばなかったが・・・

実は数日前に このフリースクールの行事があり
長男と一緒に見学に訪れていたので
フリースクールの雰囲気は 分かっていた

この親の会であれば きっと安心だ

そして同じ悩みを持つ 保護者と話をすることができれば
学校に行かなくなった子への 支援について
ひとりで情報を拾い集めて疲れ果てるよりは 
良い情報をお聴きできるかもしれない
そして 同じ悩みを共有できるかもしれないなと思い
担当の方へ簡単なメールを送り
「どうぞ ご自由に参加してください」との
メールからも感じる 自由で 受け入れてくださる雰囲気に
安心し その親の会を訪れることにした

参加者は・・・?

参加者の層は様々だった
・フリースクールに現在通っている保護者
・フリースクールに在籍しているもののなかなか通えない子の保護者
・フリースクールへの入学を考えている保護者
・不登校児の保護者

なによりも良いと思ったのは、
このフリースクールに在籍したり
入学を検討していなくても どなたでもどうぞというスタイルで
受け入れてくださることが とてもありがたいなと思った

フリースクールの代表者

当日会場の一番前に座っている 70代位の女性に見覚えがあった
先日訪れた 学校行事でお見かけしたのだ

先日の発表会では 
舞台の上から 観客に向けて朗読を発表する女の子がいた
その子は 人前でなかなか話すことができない様子だったが
その子の隣に優しく寄り添って ゆっくりで朗読ができるように
タイミングを見計らって声をかけたり 
一緒に声を出して朗読して横で見守っていた女性が 
このフリースクールの代表者だったのだ

代表者からの温かいことば

どうやら代表の女性は この「親の会」には
毎回参加をしてくださっているらしい
参加者の親御さんから聴いたのは 
「あの人は どんなことがあっても この会には
足を運んでくれる そんな人だよ」 とのことだった

代表の方は 教師として働いていたが
自分のお子さんが 学校に通わなくなり
そのことから 不登校の親子のための活動をはじめ
もう数十年になる
親からの悩みや相談に 静かに耳を傾け
一言一言 お返事をくださっていた
そのアドバイスの 数々が胸にしみるものだった

・不登校は「問題行動」ではない
・親子で、いろいろなことに出会って「孤立しないこと」
・人生を選ぶのは本人であること
・不登校の親であることはある意味得をしたのかもね そう思って
・昔の「不登校」と 今の「不登校」は受け止め方も全然違う
・兄弟それぞれに、スペシャルタイムをもつこと
・いろんな子たちが生きやすくなっているのは不登校児のおかげかも
・家にいることも、学び、育つ、一歩なんだよ
・細かいことは気にしすぎず、健康に過ごせればよい位に思っておくこと
・もしかしたら「校内フリースクール」というものができるかもしれないよ
・今が続くと思ったら不安だけど、そうじゃない

どれもこれも、心底頷けて
学校に行けないことを ついマイナスにとらえてしまうのだが
プラスに転換してくださるような 言葉ばかりだった

参加していた保護者からの話

当日会場には30名近くの保護者(時に夫婦そろって)が参加していた
どの参加者も自己紹介を兼ねて 子どもの様子を5分程度話すのだが

どの親御さんも 他の保護者の方が話す様子を 真剣に聞き
時に 自分の家庭と重なるような話に 深くうなずき
他の保護者が「参考になるかわかりませんが・・・」と言いながら
ことばを返してあげたりしていた

(個人情報が含まれるため一部、内容を入れ替えています)
・フリースクールに在籍しているものの なかなか登校できない子の話
・フリースクールに入ってからは通えるようになり、大学進学が決まった話
・フリースクール卒業後は、家にひきこもって、アルバイトが続かない話
・家での過ごし方(ゲーム、昼夜逆転)
・兄弟間で不登校が連鎖する話
・不登校児にばかり手が掛かることで、ほかの兄弟が寂しい気持ちになる事
・保育園、幼稚園からの行き渋り
・不登校の子に、発達特性がある話
・「場面緘黙症」の子の、家での過ごし方の話(好きなことに打ち込む)
・不登校になり、精神科へ連れて行った話
・不登校児の親は、働き続けられるかと言った話
・学校からの働きかけについての愚痴
・発達障害の子への「合理的配慮」を求めたが、不登校になった話

自分の話

初めて参加した私も 話すことになった

どうしても 自分のこと 子どものことを話すとなると
これまで大事に ひとりで抱えてきた気持ちを
外に出すことで 涙が出てきてしまう

学校に通えなくなったきっかけや
今考えていることなどを話したが

参加者の皆さんが こちらを向いて 頷いてくださるだけで
話もいいんだな 親だって涙を流しても良いんだなと
ほっとし 心が洗われるような気がした

いつでも どなたでも 来てください
というこの場所を また訪れようと思う


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