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年齢を重ねると外に現れる、その人の「心」

最近、同じアパートメントの住人でちょっと苦手な人がいる。声の質や表情、立ち振る舞いなど。一言で言えば、荒い。その人を見て、品性について考えた。

品性とは何か?

「品性」という言葉に、人の見た目や性格を当てはめてみたがしっくり来ない。

「品」という漢字に注目してみた。バランスが良い。私の旦那さんは、積上げたダンボールみたいと言っていた。

もしかして人の品性とは、バランス良く知性、教養、所作などを積み上げることなんだろうか?それに、そういう人を見て褒める時には、「品」という言葉がよく出てくる。気品、品行、品格、品性、上品など。

年齢を重ねるにつれて、いかに心を磨けるかが大事になるのかもしれない。

その人が長年考えてきたことが、人への接し方、態度や表情などの外に現れる。何歳からでも心を充実させられるはずだ。

だけど、見た目にその人の「本質」が反映されるのは年齢を重ねてからのような気がする。10代や20代の若さでごまかし切れない、隠しきれなくなったところに現れる。

冒頭で書いたアパートメントの住人は、お世辞にも品があるとはいえない。ごめんなさい!

40代くらいの女性で、子供はおそらく10代。声は紙やすりのようで、怒鳴るように喋っている。歩き方はヤンキー。睨むような目つきに、への字に曲がった口。他の住民も野次馬に出てくるほどの親子喧嘩をしていることもあった。あまり明るくない生い立ちの私からすれば、「私の家族もあんなだったな〜」と率直に思ったほどだ。

「品」は養い、培っていける。

じゃあ品性を養うにはどうすればいいのか。幸いなことに今私の周りにいる人たちは、品を感じる人が多い。彼女・彼らが意識しているかは分からないが、少なくとも品性を養うヒントがある。

・丁寧に生きる

言葉使い、食べ方、人への接し方、所作を丁寧にする

・清潔感を保つ

身だしなみ、欲深さもほどほどにする

・教養を身につける

世の中に関心を持つ、身の回りで学べることを自分の生活に活かす

・自分の心と体の声をちゃんと聞く

しんどい時は休む。辛い時は素直に人を頼る

・心に余裕を持つ

人に優しくする。これらは心の余裕がないと難しい。そして、心に余裕が持てたら、何歳になっても新しいことに挑戦するのが楽しめるような気がする。

これらは1日で培われるものではない。どれかに偏り過ぎても、単なる「いい人」で終わるだろう。バランスよく、これらを積み重ねる。それが「品性」になっていくと、私は思う。

人の品性をとやかく言えるほど、私はできた人間ではない。でもこれから年齢を重ねていく上で、「あの人は品があるね」と言われるような大人になりたい。

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Mai🍁いとをかしな日常
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