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手帳会議の迷いと楽しさ

10月頃からよく手帳会議をしている。今年使っている手帳を振り返り、来年はどうするかをじっくり考える時間。今年は日本で数年ぶりに手帳を買い、振り返る(読み返す)習慣がついた。

1日の出来事や感情を振り返り、何を残すか選ぶ時間が心地よい。今年気づいたのは、体調や気分の浮き沈み、思ったこと、したことを記録するだけで、自分をよく知るきっかけになったということ。

今使っている手帳

高橋手帳のウィークリータイプ。

文庫本サイズで持ち運びやすい点が魅力。でも実際、カナダで持ち歩いたのはたった3回。普段は家で使うから、漫画本くらいのサイズでもよかったかも。書く欄も少ないため、ウィークリーでは少し物足りない。

来年の手帳

来年は1日1ページのデイリーレイアウトにしようと決めて、再び高橋手帳の『Trinco』を選ぶつもりでいた。SNSや公式サイトで情報収集をし、ほぼ心を固めていた。

予想外に心惹かれた手帳

なのに、カナダの本屋さんで気まぐれに手帳コーナーを見たのがいけなかった。

『Paperblanks』の手帳が素敵だった。

第一印象は、“ファンタジー映画に出てくる魔法書”。おしゃれな表紙に心を奪われたけれど、中身が一番大事。日本の手帳が世界一と思っている私にとって、他国のブランドを使うのは少し勇気がいる。

でもページを開いて、「Paperblanks」を使っている自分が想像できてしまった。

紙質は日本の手帳に近く、デイリーレイアウトも『Trinco』とそっくり。おもしろいと思ったのは、マンスリーが横向き。

充実した付録も目を引いた。例えば、世界の時差や旅行計画ページ、気温やサイズ表記の違いもある。英語圏で生活している私がよく困って混乱するやつだ。

お財布には買えるだけのお金があったけれど、その場では購入を見送った。急いては事を仕損じるため。

家に帰ってネットで調べてみると、『Paperblanks』はカナダの会社だと知り、ますます惹かれた。地元を応援する気持ちもあって特別に感じる。

次本屋で見かけたら、今度こそ買おうと思う。でもまた気持ちが変わるかもしれない。手帳選びはいつも、最後の最後まで分からないものだ。人気ブランドみたいだから、売り切れていないといいな。

さいご

手帳会議は単なる選び直しではなく、自分にとって必要なものと優先すべきことを見極める時間。だから、慎重に選びたい。

2025年も、素敵な手帳と過ごす1年にしたい。

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