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Photo by
eiroku
小さな親切とありがとうのちから
今日は、見知らぬ人からいっぱい親切にされた日だった。買い物に行くと、おじさんがドアを開けてくれたり、車に乗った人は道を譲ってくれたりした。
ふと、「なんで今日はいろんな人が譲ってくれるんだろう」と思った。私ひとりで行動していたからか。いつもは旦那さんと行動している。彼が人によく道を譲って、ドアを開けるから、私も自動的に「譲る側」になっていた。
譲ることが癖づいているから、今日も私は人のためにドアを開けようとした。そうしたら前にいたおじさんが、私を見て微笑んでいた。「譲られている」と気がつくまで数秒かかった。
その小さな親切が心地よくて、「ありがとう」と笑顔を返す。
今日は、見知らぬ人に「ありがとう」をたくさん言った日でもある。やっぱり目を合わせて、笑顔でお礼を言うのは気持ちがいい。
カナダのウィニペグでは「譲り合おう」とする人が多い。見知らぬ同士、全く違う文化と国の人たちが、「Thank you」の言葉で笑顔になれるってすごい。
「ありがとう」は、みんなを幸せにする。言った側も、言われた側も。良いことをしてもらったら、出し惜しむことなく心からお礼を伝えよう。友達、家族だけでなく、見知らぬ人でも。改めて、そう思った日だった。