自分の気持ち、聞いてる?
人はみんな自分の話を聞いてほしい。でもまずは、自分の話を自分が聞いてあげないとな。アプリ「iPhoneジャーナル」を9ヶ月続けてそう思う。
私は、iPhoneジャーナルをひとりTwitter(X)のように使っている。その日の出来事だけでなく、「しんどい」「眠い」などのどうでもいい一言も書く。そういった日には、一日の記録が複数になるけど、読み返すと心や体調の変化がよくわかる。
前は、必要のないことや文句は記録しなかった。その結果、モヤモヤが溜まり、イライラすることもあったと思う。でも今は、iPhoneジャーナルにネガティブな気持ちを「すぐ」書くことで、気持ちが楽になっている。
私の話を、まずは私が聞いてあげることが大切だったんだなと思う。
今は誰でも簡単に発信ができて、誰とでも繋がれる時代。その一方で、言葉の争いが絶えない。それは、自分の話をまず、自分で聞いていないからではないか。
時短を求められる時代にあっても、自分の大事な言葉や思いは雑に扱ってはいけない。人とのトラブルが起きやすいからだ。感情的な言葉を誰かに投げたり、言葉を精査せずに投稿することで誤解を招く。ネットだと本音を伝えるのは難しいし、誤解されることも多い。対面なら誤解を解くこともできるが、文字だけだと難しい時もある。
だからこそ、まずは感情的な思いは、自分だけのツールに書き出して整理する必要がある。それでも気持ちが収まらなければ、信頼できる人に話を聞いてもらう。
その過程を経て、自分がどんなことを考えているのかをしっかり把握することができる。段階を踏んで、モヤモヤした気持ちに名前をつけるんだと思う。そこで初めて、冷静に考えた意見をネットに公開できるのではないか。
私はiPhoneジャーナルを振り返った時、自分の気持ちをしっかり聞き、日常の発見を大事にして、ちゃんと生活しているんだなと思える。