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カナダ生活

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留学の体験や日常から学んだこと、考えたこと。自分が都合よく見ていた世界が崩れていったおかげで成長がいっぱい。
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カナダのウィニペグは、こんな街

私は旦那さんと、カナダのマニトバ州ウィニペグに住んでいる。居心地が良くて離れられない。この街の素敵なところを考えてみた(写真多め)。 どんな街?人口と気候 人口は、約841,000 人(2023年度)。佐賀県と同じくらいの人口。気候は、1年の半分が冬。一番寒い時だと、気温が−30度。夏は湿気が少ないから過ごしやすい。 人種 2016年の調べによると、ウィニペグには日本人が約1,185人しかいない。今はもう少し増えているかも。エリアにもよるが、日本人と出会うのは本当に稀

レアな空と雪のダイヤモンド in カナダ

カナダにいると自然の神秘を感じる。私が住む場所は気温が−20度くらいになると、「ハロ」が現れる。 ここまでくっきり見えるのはレア。肉眼では太陽が眩しすぎて、ハロの全体がほとんど見えない。 「ハロ」は、太陽の周りに光の輪っかができる現象。空の高いところにある氷の粒が、太陽の光を反射させてできる。 「ハロ」は、ギリシャ語の「ハロス」が語源。「太陽や月のまわりの円」を意味する言葉。 ハロが現れるには、条件がある。 非常に寒い気温(この日は、ー20度くらいだった) 氷の粒

「英語力がなくても何とかなる」の誤解

留学した人の中には、『英語力がなくても何とかなる』と言う。それは、限られた期間の留学やワーホリだから言えるのかも。 私も留学して間もない頃は、日本人の多い街にいた。値段は高いけど日本の食品や生活用品は、気軽に手に入った。日本食レストランが多く、ダウンタウンでは母語が毎日聞こえた。シェアハウスも日本人ばかりだった。 知り合いは日本語のみで仕事をしていた。その頃の私たちは、「英語できなくても何とかなるね」と話していたし、何も困らなかった。 今思うと、「何とかなった」んじゃな

私もその能力がほしい【カナダの散歩日記】

朝散歩。「いい天気やな」と空を見上げると、雁の群れ。今年もこの季節が来たな〜と思う。 この時期はカナダの至るところで、雁の群れが原っぱの上でたむろしてる。群れで道路を横断し、車も彼らが渡るのを待つ姿を見るのも微笑ましい。そして冬になると、暖かい地域に渡っていく。 私は、渡り鳥の群れが飛んでいる姿を見るのが好き。何を思って飛ぶのか、暖かい地域で何をするのか、群れでも迷う鳥はいるのかとかいろんな想像をする。 渡り鳥は、なぜ暖かい地域がわかるのか。なぜ迷わないのか。なぜあんな

今編んでいるものと、編み物が私にもたらすこと

今、ネックウォーマーフード?をかぎ針で編んでいる。作品に「?」がついているのは、あまり見かけないから正式名称があるのかどうかも分からない。 カナダのウィニペグは極寒だから、外出時の防寒具が大事。ネックウォーマーは自分に合うものがない。メガネをかけているから、ネックウォーマーで鼻を覆うとメガネが曇る。隙間が多いのが原因だと思う。それで、自分に合うサイズを作ることにした。 進捗状況ネックウォーマー部分が完成した。ひたすら同じ編み方を繰り返すだけだから簡単。練習の成果なのか、形

小さな親切とありがとうのちから

今日は、見知らぬ人からいっぱい親切にされた日だった。買い物に行くと、おじさんがドアを開けてくれたり、車に乗った人は道を譲ってくれたりした。 ふと、「なんで今日はいろんな人が譲ってくれるんだろう」と思った。私ひとりで行動していたからか。いつもは旦那さんと行動している。彼が人によく道を譲って、ドアを開けるから、私も自動的に「譲る側」になっていた。 譲ることが癖づいているから、今日も私は人のためにドアを開けようとした。そうしたら前にいたおじさんが、私を見て微笑んでいた。「譲られ

ただ甘いだけ、ではダメ: 最近の新発見2つ

iPadケースの掃除今年春に買ったiPadケース。最近、ケースの四隅が黒ずんできた。汚れるのは仕方ないけど、ふと思い立って掃除してみた。 なんと、お酢で落ちる。 ペーパータオルにお酢をスプレーして、黒ずみをこすっていく。キレイになった。購入したての頃みたい。 ビフォー写真撮れば良かった。まさか、こんなにキレイになると思わなかった。 私にとってお酢は掃除のお供だ。まな板や布巾の除菌、トイレ掃除、拭き掃除にも使える。どこででも手に入るし、安いし、肌に刺激のあるキツイ薬剤も

秋めくカナダ

私の住む地域は湿気も少なく、夏はエアコンもほとんどいらない…はずが、今年の夏は暑かった。湿気も多く、8月は気温30℃越えが何日もあってバテた。この地域はもう「極寒」ではなくなるかも。 そして9月。1週間ぶりに外に出ると、紅葉が始まっていた。朝晩は半袖では肌寒い。ダウンジャケットを着ている人を見かけた。白い息も出るようになった。 日照時間も短くなってきた。8月までは夜10時に夕日が沈んでいたけど、今は夜7時半には真っ暗。 グリーンの葉っぱとイエローの葉っぱのコントラスト?

自分の悩みがちっぽけに思える広大な自然 in カナダ

カナダのウィニペグに住んで長いけど、こんなにキレイで広大な場所があるなんて知らなかった。 ほんの数分歩いただけだったけど、360℃グリーンに囲まれて、周りの人がのんびりしている様子を見ると、自分の悩みがちっぽけに思える(特に大きな悩みはないけど)。自然ってすごい。 私は都会が苦手。その理由は空が遮られて、緑がないからだって、この景色を見て思う。都会は高層ビルが私を見下ろして囲んでいるせいか、閉じ込められているような窮屈さがある。空と緑がこんなに広がると、開放感があって深呼

喜んでほしくて【日記】

初めて、旦那さん以外の人に編み物作品をプレゼントする。これから冬になるので、ブランケットを作ることにした。 その人は私たち夫婦の大事な人。喜んでほしくて、日頃の感謝の気持ちも込めて、サプライズプレゼントしようと思う。 ブランケットは初めて編む。完成した時に軽くて、暖かくて手触りのいいものにしたい。どんな糸がいいのか、Chat GPTに相談した。YouTubeやネットも検索。英語圏でよく目にして、オススメされたのはこれ。 ふわふわ!顔を埋めたくなるほど気持ちいい。 素材

ガールズタイム【日記】

日本に留学してる友達がいて、その子がカナダに一時帰国。一年ぶりに会ってきた。 その子とは普段ほとんど連絡を取らないのだけど、長く緩く関係が続いてる。いつも、こうして帰ってくる度に連絡くれて、会えるの嬉しい。 友達とはショッピングモールへ行った。お揃いで買った携帯用アルコール消毒液。香りがとっても良い。 写真の白いケース2つは、アルコール液の中に保湿剤が入ってるのも嬉しい。通常の消毒液は成分が強くて手が荒れるのに悩んでたから。ハンドクリームを塗ってるような柔らかいクリーム

おめでとう、私! 自分で決めた「誕生」日

忘れられない旅は、30歳の誕生日。旦那さんからサプライズ旅行をプレゼントされた。 今、この旅行を振り返ってみて、あの時が私の本当の「誕生」日になったかもしれない。 私は誕生日が嫌いだった。家族に祝福されるはずの日をいつも忘れられて、生まれてきたことを否定される言葉と行動で、寂しい想いをしたのが原因。 旦那さんと出会ってからは、美味しいものを一緒に食べてくれて、お花やメッセージカードをくれるから、誕生日が近づくとソワソワする。 サプライズ旅行の行き先は、カナダのモントリ

全ては、暑さのせい【日記】

先週から全く何もやる気が起きなかった。集中力は散漫で、気持ちも落ちて、ワークアウトも全くやる気が起きず、掃除も家事も必要最低限のみ。 でも昨日は朝からワークアウト、お菓子作り、勉強と洗濯を2回した。気分も良くて、体もシャキッとしてる。なぜこんなに捗るのかと思ったら、一気に気温が下がったからだ。 私の住む地域は冬が半年あって、一番寒いと気温はマイナス30度。夏も毎年、クーラーがいらないほどの過ごしやすさ。なのに今年は蒸し暑く、気温は30度越えの日々。 それが、またここ3日

自分が思ってるほど、人は気にしてない

今日は、英語を学び中の人に出会った。その人は間違った英語を言って恥ずかしそうにしてたけど、私はその人は頑張ってるんやなと思った。私も、今も英語を間違えて恥ずかしい思いもする。言葉が拙くて気持ちがうまく言えなくてもどかしい思いもいっぱいあるから、気持ちがわかる。 私の周りは、旦那さん含めて英語ができる人たちばかり。それに比べて私の言語力は、小学生低学年かも。それがコンプレックスであり、恥ずかしい気持ちがあった。 でも同じように言語を学んでる人を見て、意外と私がどれだけ英語が