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星降る山のカフェで、新鮮無農薬野菜いっぱいの、野外・ベジタリアン・タイ料理教室しました
念願の宇陀で、会いたかった人たちとベジタイ料理教室
感動の道東旅行から先週金曜日に帰阪したばかりでしたが、昨日26日月曜日に、出張料理教室のために奈良県宇陀市に行きました。
以前からサワディシンチャオのお野菜売り場で、宇陀のベジリパさんという無農薬農家さんのお野菜を取扱いさせていただいていて、もちろん料理にも使わせていただいていました。
いちど畑に行きたいなぁ、来て下さいと、コーディネートをしてくださっている小間物屋ぴょんたの文子(あやこ)さんとずっと前からお話していたのが、ようやく実現。
文子さんの地元のお仲間、山の渓谷にあるとてもすてきなカフェ『星降る谷の家 free space cafe 「fu fu fu」』さんで、タイ料理教室もさせていただけることになりました。
実施前に、会場のfufufuあかりさんがサワディシンチャオへ
fu fu fuのあかりさん、道東旅の出発前の週に、わざわざサワディシンチャオを訪ねてきてくださいました。料理教室に参加してくださる聖子さんといっしょに。
透明感のあるまっすぐなイメージの瞳をされた方で、なぜか初めてお会いした気がせず。不思議ですね。
文子さん、そしてお嬢さんでサワディシンチャオにお菓子を卸していただいている海月夜(みつきや)の海月さんとも、長い間、お付き合いさせていただいているのにメールだけだったので、リアルおふたりにお会いできるのも楽しみのひとつでした。
(※文子さんの旦那様は、サワディシンチャオにいらしてくださったことがあるのですよ♪)
素晴らしいまでの青空!早朝7時からの移動、宇陀に8時過ぎに到着。
当日は、朝7時前に中納さんが車でお迎えに来てくださいました。中納さんはサワディシンチャオのお客様なのですが、ベジリパさん+文子さんルートをご紹介くださった方。これまでもお野菜を配達してくださったり、何かとお世話になっています。今回も、快く送迎してくださった。本当に感謝です。
大阪中心部、北心斎橋のサワディシンチャオから1時間強。無事fufufuさんに到着しました。準備時間を2時間とみていたのですが、何かあったらと早めに出発したのです。
そうしたら、早朝だというのに、あかりさん、文子さんご家族が開場準備の真っ最中でした。ありがたい。
今日のお教室で使う今朝採れたばかりの無農薬野菜や食べられる花たち、そしてテーブルのディスプレイに使う1メートルはあるかという大きなバナナの葉っぱたちも、迎えてくれました。
今日の料理は、ベジ仕様。ナンプラーや、うま味のための海老ペースト「カピ」を使わずに、お野菜系だけでお料理します。
グリーンカレー(ゲーン・キョワーン)、納豆のディップ(ナムプリック・トゥアナオ)、豆腐と季節野菜のスープ(トム・ジュー・タオフー)、うずら玉子風の揚げ菓子(カノム・カイノックグラター)
グリーンカレーは、サワディシンチャオとしてはかなり思い入れのある料理であり、ジャパニーズ・カレー・アワードをいただくほど、対外的に評価の高かった料理です。
そのあたりは、また別の機会に書かせていただこうかな。
ひとことでは済ませられない熱い思いがあるのです。
生徒さんが来る前に、みんなでがんばってグリーンカレーペースト作り
暖かな陽の降りそそぐ緑に囲まれたお庭で、いちばん大変な作業のグリーンカレーペーストを作ります。みんなで分担して、ひたすらみじんぎり。生徒さんが来られるまでに仕上げなきゃ。
東南アジア料理を作る時、使用するペースト類は生ハーブから手作りするというのが私のポリシー。これは、私が2001年に料理を習い始めてからの、変わらない自分自身での決まりです。
レッドカレーペーストなど他のペーストであれば、前日に用意をすることもありなのですが、グリーンカレーだけは直前にペーストを作るのがベスト。というのは、青唐辛子のフレッシュな香りや辛さが、経時によってどんどん失われてしまうのですね。
海月ちゃんのみじん切りは、感心するほど細かくて驚きました。すばらしい。
そうしてできあがったレモングラス、ガランガルなどの生ハーブのみじん切りを、レシピの順番通りに石臼に入れて、ペースト状になるまで叩き潰していきます。中納さん、文子さんの旦那様のおふたりが、交代でがんばってくださいました。採れたての青唐辛子は思いのほか水分が多く、大変だったようです。感謝感謝。
あかりさんが、生徒さんを迎えるために、とてもかわいい看板を書いてくださいました。
ウエルカムティーは、宇陀のハーブやお花で美しく
生徒さんも無事集合されて、料理教室開始は11時。
文子さんが用意してくださったウエルカムティーは、生とドライのバタフライーとフェンネルの葉っぱのお茶。インスタ映えする、爽やかなあと口のよいお茶でした。
さぁ、料理教室開始。和やかにおだやかに進んでいきます
今回は、皆さんの前で、デモンストレーション方式でさせていただいきました。揚げ菓子をお団子に丸める作業だけは、皆さんで。
間での細かいカット作業などのアシスタントは、海月ちゃん、文子さん、あかりさん。そしてグリーンカレーペースト叩きは中納さん、文子さんんの旦那様と、なんという強力助っ人だらけの贅沢なお料理教室でしょう!!
タイ料理らしく、叩く叩くの多いレッスンでした。
せっかくなので、生徒さんたちのもしっかり叩く実習もしていただきました。
さぁ、できあがり。お腹すきましたね
納豆ディップをつけて食べる蒸し野菜、生野菜のコーナーができあがりました。
お皿などは、タイの雰囲気を味わっていただくために、サワディシンチャオから持参しましたよ。
まるで、チェンマイにいるかのようなテーブルができましたね。
納豆ディップは、キリンのソルティライチのCMに出演したことで日本でも有名になった、チェンマイ在住のベジタリアン料理家、ターおばさんに、チェンマイの彼女のおうちで直接習った料理です。
本来は煎餅状の干し納豆を使うのですが、ここでは日本のおうちでも作りやすいように、日本の納豆を使いました。宇陀には、手づくりでおいしい納豆を作ってくださっている方がいるので、せっかくだからということもあって。文子さんが前日出店されていたマルシェで調達してくださいました。
みんなで丸めたサツマイモとタピオカ粉のお団子も、美味しそうに揚げあがりました。
さぁさぁ、食べましょ食べましょ
ベジ仕様のグリーンカレーなので、ベトナムで調達した偽肉牛肉薄切りバージョンをお肉の代わりに使いました。
実は、グリーンカレーを作る時にココナツミルクの油を出す作業に難航してしまいました(悲)。原因は、早く仕上げたいために、ココナツミルクに火をかけている時に、その時間を使って他の料理を作ろうとして火を弱めてしまったのが原因です。ごめんなさい。
こんな状態を見せてあげたかったなぁ。
代わりに、こうならない時のリカバリー方法をお教えできたのが救い。ココナツミルクのメーカーによっては、ちゃんと油が出ないことがままあるから。
ごはんは、宇陀の無農薬玄米を炊いていてくださいました。
これに、やはり地場産のそうめんも。
スープは、お豆腐以外に、カボチャの花、大根葉、春雨。カボチャの花を入れたのは、チェンマイのターおばさんのスープに入っていたのを覚えていたから。今も、ベジリパさんの畑でかぼちゃの花がたくさん咲いているのですが、これから実は大きくならないので摘むしかないのだそうです。
いったいこの1食で、何種類のお野菜やお花を料理し、食べただろう。
宇陀の皆さんのお力で、これ以上ないほどヘルシーで美しい食卓となりました。
食後は、中納さんが持ってきてくださったチェンマイ産のコーヒー豆を使って、文子さんの旦那様がペーパーフィルターで。
今回は月曜日の開催だったため、参加したくても来れなかった方が複数いらっしゃり、次回開催をすでに希望とのこと。
ということで、春にここで、また。