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詩のご紹介 354 こども部屋(小黒恵子詩)

 こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。

 今日は、月刊 こども部屋(こどものためのおとなのほん)に掲載されていた詩をご紹介します。

 月刊 こども部屋は、1959(昭和34)年頃から、株式会社 こども部屋社で発行されていた月刊誌です。タイトルには「こどものためのおとなのほん」という副題がついています。

 小黒恵子は、1960(昭和35)年頃、渋谷で喫茶店「ラ・セーヌ」を経営しています。そして、1961(昭和36)年~1967(昭和42)年は、サトウハチロー氏に師事し、詩を勉強しています。1966(昭和41)年~1971(昭和46)年頃には「月刊しぶや」「月刊渋谷手帖」「月刊渋谷」に執筆し、その後1972(昭和47)年~1976(昭和51)年頃まで「こども部屋」の巻頭に「今月の詩」として、詩を掲載しています。

 月刊 こども部屋 1976年4月号(株式会社こども部屋社/通算213号 1976年4月1日発行)の記事は、下記の通りです。

1)今月の詩……小黒恵子
2)気になること その25……緒方安雄
   痛み
3)こどもについて その4……浜尾 実
   過保護の時代
4)お母さんの生き方 その17……深谷昌志
   こづかいの与え方
5)おたずねします・おこたえします
   1才児・妊娠初期の注射の影響
          各種ホルモンは胎児に影響します……奥村裕正
   2才児・ウンチを教えません
               ママの態度も再考して……川崎憲一
   5才児・「マッチ」遊びをする子
             積極的説明を・・・・・・……品川不二郎
   6才児・おねしょを治すには
            自主性で解決を・・・・・・……山本高治郎
   7才児・本になじませるには
            雰囲気づくりを・・・・・・……横地 清
6)特集…山下千賀子
    ・兄弟げんか        ・兄弟の間柄
    ・けんかをへらす法     ・仲裁法は・・・
7)特集…今西俊雄
    ・いじめっ子(一)     ・いじめっ子(ニ)
    ・育児下手         ・育児上手
8)既刊主論文紹介   
9)北京料理を、王府で       
10)シュロ縄のルームアクセサリー

                       小黒恵子 詩
春の音符

かわいい 音符が
楽しそうに 泳いでいます
小さいシッポの タクトで
調子をとって

田んぼの ステージでうたう
合唱曲のための
作曲と練習を しているのです

頭でっかちの 春の音符
オタマジャクシ

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 次回は、「月刊誌 こども部屋」5月号(1976年)から、子ども向けの詩をご紹介します。(S)

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